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映画『Fight club』

 受験期というもともあり「映画」という文化から遠ざかっています、しそツナです。正直『トップガン2』を観たすぎて全然怒れます。

 僕のプロフィール画像を見ていただければわかるとは思うのですが、ブラッドピットが大好きです。まだまだ彼の作品で鑑賞していないものはたくさんありますが、正直タイラー・ダーデンを演じていないブラッドピットを見ることに違和感を感じるほどこの映画は僕の人生に影響を与えています。

 かなりカルト的な人気を誇っている映画で、主人公であるタイラー・ダーデンに心動かされた方も少なくないのではないでしょうか。僕自身もその1人です。表現もかなりキツいし、かなり男中心的な映画なので正直 "今の時代" にはあっていない雰囲気の作品です。よく現代の高校生がこんなものにハマったなと痛感しています。

 だからと言ってこの作品に含まれる思想や表現をヨイショするわけでもないし、「きっつ、」といって非難するわけでもないんです。ただ主人公である彼の破天荒さに憧れているだけなのです。彼の、人生を楽しむ力や極端な行動力、少し過激だけど繊細な何かを教えてくれる生き方に無限の魅力を感じているのです。この作品を見た後のアドレナリンの分泌のされ方は人体に悪影響が出るほどのものだと思います。

 「俺でも何かを成し遂げることはできるぞ」

 そう思わせてくれます。

 あとまぁ単純に彼のファッションや言動や仕草、バイブスがカッコ良すぎる。鑑賞するたび毎度、将来絶対タバコを吸うことを "一時的" に決意します。しかし、「そんなメンタルじゃ俺にはなれないぞ」と彼はおそらく言うのでまぁ吸わないほうがいいかな。

 最後にこの映画で僕が一番好きなセリフを紹介したいと思います。

 「痛みから逃げるな。人生最高の瞬間を味わえ。」

 まってなんか最後かっこいい感じで絞めようとしたけど怖すぎるな、この終わり方。あのまぁこれは  "この世の中の物事の発明や発見は、全て痛みや苦しみなどの犠牲から生まれている。(ex.製品テストで使われた動物、宇宙に打ち上げられたサル)だからその痛みや苦痛を味わっている時間は尊いものなんだ。彼らの犠牲がなければ俺らは何一つ得ることはできなかった。味わえ。" 的なニュアンスが含まれているんです。まぁもう1人の主人公の手の甲を焼きながらこのセリフをかますのですが、なんか伝えたいことはとても繊細なんです。

 「6週間後に獣医の勉強をしてなきゃブッ殺す。」

 これもひどいな。銃を向けながらこんなことを言うんです。ただこれも実は銃を向けた相手は過去に獣医を目指して諦めた過去があるんです。なので  "夢に一生懸命生きろ。"  的なニュアンスがあるんですよね。かなりの名シーンだと思います。このシーンが一番好きです。

 何かに絶望してしまった時、明日から自分の何かを変えたい時、この作品を観れば何かが起こると思いますよ。良くも悪くも。いつ観ても自分に変化が訪れる映画です。大好き。

#おすすめ名作映画

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