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7章⑥【お墓まいり】 2つ目のパラレルワールド 10/17/2018

お墓軍団[平成30年10月16日(火)] 

久しぶりに祖父母殿の御墓参りに母殿と行った。

祖父母殿のお墓は広大な敷地の霊園で、緑の芝生に背の横に低い平たいお墓が整然と並んでいる。
昔からある、縦に長細いお墓ではないので、外人墓地みたいに見晴らしが良くて、ピクニックしている人もいる明るく広々とした霊園。
あまりにも明るいので、お化けも出てきづらいと思う。

お墓周辺は特に変わっていなかったけれど、新しくできたお墓軍団がある。
「あらー、随分お墓が増えたわね。この前はなかったのにね」
と母と話した。

でも、よくよく考えたら、この前来たのは、今年の3月下旬。
桜の咲いている時で、お墓軍団が出来た場所は野原だった。
こんな短期間で、お墓が増えるものなのだろうか?

何列もあるので、20から30基くらいは増えている。
それも、他の背の低い横に平たいお墓とは違って、昔からある長細いゲゲゲの鬼太郎に出てくるようなお墓が何列にもわたって建っていた。
なんだかそこだけ、新しいはずなのに生垣があって、ちょっと古くて暗い感じで、とっても違和感がある。

いきなり増えて驚いたけど、お墓って分譲みたいに、一斉に募集したりするのかなあ、とも考えられる。

でも、なぜ、ここの霊園には珍しい縦長のお墓なのだろうと不思議だった。

後で考えたら、お墓が設立した日を見ておけばよかったと思った。
「昭和〇〇年」だったら、ぞっとするが…。

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半世紀以上前の世界に来てしまった。どうすれば、元の世界に戻れるんだろう。

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