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ロボ萌えあれこれ4:最近見た商業作品紹介編

今年に入ってから見た意思持ちロボットが出てくる映画(特に人間との関係が描かれているもの)、アンソロジー「創られた心」についての感想を忘れないうちに書いておく。ロボ萌え、ロボ×少女萌えを深めるためにインプットインプット〜。

映画

ロン僕のポンコツ・ボット
ディズニーアニメ。皆のようにロボットが欲しいけど手に入らない少年の元にロボットがやってくるがネットにも繋げない名前も認識してくれない(これは認識してほしかった)ポンコツだったという話。序盤の主人公バーニーのぼっち描写、家族の無理解がちょっと辛い。この世界のロボットはスマホやSNSの比喩に近いので「ロボット」としてはどうか?と思っていたら中盤に物理ロボットならではの展開が。バーニーがロンと友情を育む過程が良いなーとなる。ロンちょっとベイマックスっぽさがあるが可愛い。

ネクストロボ
中国×カナダのネットフリックスアニメ。戦闘ロボット7723が主人公の不良少女と出会い、その記憶が大事になっていき……という話。7723(もっと親しみやすい名前つけて欲しかったが…)の◯ ◯で表現される目の表情の動きが可愛い。モブロボットは多少顔が変なのもいるが妙な愛嬌がある、が、主人公少女や7723に破壊されまくるよ! 飼い犬のキャラは好きだが顔はちょっと受け付けない……。ストーリーは、そこ後でフォロー無いのか! とかそこもっと詳しくやってくれ! いう部分が結構あるけどロボット×少女描写は良い、そしてなんとなく中国っぽい諦念をテーマに感じる。

アイの歌声を聴かせて
日本のアニメ映画。シオンは美少女ポンコツロボット。学校でロボットだということがバレないように製作者女性の娘である主人公他数人が奔走する……というストーリー。(イヴの時間で好きだったカトランをちょっと思い出した)美少女ロボットと主人公少女の百合っぽい関係性と、シオンが外見美少女なのにちゃんとロボットっぽい雰囲気があるところが良かった。ラストはちょっと無理がある感じもしたが、歌もの、青春ものとしては爽やか。

TAU
女性がサイコパス科学者と彼が作ったAIに監禁→軟禁されて逃げ出そうとする話。序盤20分くらいだるかったけど、TAUとのやりとりが始まってからは微笑ましくもどっちに転ぶか分からないハラハラがあって良かった。ただ科学者の方はサイコパスのくせに魅力が薄い。TAUが操るロボットはカッコいいし、好奇心旺盛で情緒が分かるTAUも、科学者に記憶を消されて痛めつけられるTAUも可愛い。

その他ネットフリックス
ラブ、デスロボットの人間が滅んだ世界を旅するロボットトリオが可愛い。ラブ、デスロボットは十分前後で一話が見れるオムニバスなため、ちょっとした時間につまむのに良いな~。バラエティーに富んでいるので人によってお気に入りが違いそう。
あとは日本アニメのエデン、アメリカアニメの超巨大ロボットブラザーズを視聴中……(どちらもロボットとメイン少女の関係性があるので良いね)

小説

創られた心:AIロボット傑作選
アンソロジー短編集。難しくて理解しにくい話もあってしばらく中断していたが、読み切って良かった。「人形芝居」に出てくる愛嬌あるお仕事ロボット達や「罪喰い」で人間を看取るように仮想空間に送るロボットが特に良かった。


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