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質問することは意外と難しい

私たちは分からないことがあれば質問をして、問題を解決します。

これは当たり前のことですが、そんなに簡単なことではありません。

なぜなら、「ただ分からないことを質問するだけでは、満足のいく答えが得られないことがある」からです。

これは別に答える側に責任があるわけではありません。


私は今大学院生なのですが、他人の研究を聞いたとき、全然理解できていないはずなのに質問ができないことがあります。いわゆる「分からないことが分からない」という状況です。ここで「分からないことが分かりません」と質問しても、満足いく答えが返ってくるわけがありません。最低限の理解が無いと、質問することもできないのです。

「おすすめのアーティストって誰かいる?」「おすすめの漫画って何かある?」などと質問をしたときに、当たり前ですが自分の好みと合ったものと出会えるかは分かりません。もし自分の好みのものと出会いたいのであれば「~が好きなんやけど、似たようなやつ知らない?」と質問をした方が良いです。


○質問するときに必要な意識

質問の意図や自分の理解度を相手と共有して、同じ目線に立ってもらえるよう努力する


「Aはどうなってるんですか?」だけでは不十分で、「BとあるのでCだと思うんですが、Aはどうなってるんですか?」のように、相手に自分の視点を分かってもらう必要があります。


「前提を合わせる」というやつだと思いますが、働きだしてからは特に大事にしておかなければいけない考え方だと思っています。これまでと違って、研究室や部活などのコミュニティのような、近い価値観を持った人と関わるばかりではありませんから。


自分と他人で、全く価値観や理解度が同じことはそう多くありません。

雑に質問をしないように気をつけたいです。

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