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50島以上の離島に行ったライターが【息をのむほど美しい海を持つ】離島ランキング作ったよ~ベスト10後編~

50島以上の国内の離島を旅してきた30代孤高の旅人ライターによる、とてつもなくきれいな海を持つ離島ランキング、後編は5位以下をご紹介していきます。

前編はこちら

その景色を眺めているだけで、この世に生まれてきてよかったなと思えたりします。
毎日に疲れた、何かを変えたい、リフレッシュしたい、そんな風に思っていたら、きれいな海を見に行きましょう。

※「きれいな海」の対象は、自力で行ける範囲で楽しめる海、ビーチです。船に乗るツアーなどでとっておきの絶景ビーチに行ける、みたいなのは今回考慮していません。

第5位 波照間島(沖縄県)

5位~1位はもはや拮抗しすぎて順位をつけるのも難しいのですが、5位は日本最南端の島・波照間島とします!

波照間島は観光客もそこまで多くなく、のんびりとした、静かで穏やかな島です。

波照間島に飛行場はなく、アクセス手段は船のみ。石垣島からフェリーで90分ほど揺られることになりますが、揺られるというより殴られる?という表現のほうが近いでしょうか。
はたまた、フェリーという名のジェットコースターと表現したほうが実態に近いかもしれません。

これ、大げさでもなんでもなく、シートベルトしていないと確実に吹っ飛ばされるくらい揺れます。波の状態にもよりますけど、かなりの確率で揺れるみたいです。

波照間島行きのフェリーに乗るのなら、絶対酔い止め薬は飲んでおきましょう。これが波照間島を楽しむための一番大切なtipsです。気持ちよく波照間島に上陸したいですもんね。

そんな荒波に揉まれながら、90分のスプラッシュビッグサンダー地獄ライドを生き延びた勇者だけが目にすることのできる絶景が、波照間島には待っています。

波照間島の海はとても穏やかで、波音も控えめで穏やか。夕陽に照らされる時間帯の海は厳かな空気に包まれる感じがします。
浜辺でぼーっとするだけの贅沢時間を味わうなら、波照間がおすすめです。刻々と変わる太陽と海の色や、静かな波音、心地よい風に心が洗われます。

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あと波照間島といえば、きれいな星空が見えることでも有名ですよね。一番人気なのは12月~6月に見える「南十字星」です。特に4月~6月頃は夜10~12時頃の活動しやすい時間帯に観測できるとのこと。

私が行った日は運悪く、夜中土砂降りの雨で、全然見えませんでした。涙
でも、観測センターの方から
「今日は新月だったので、晴れていても南十字星を見るのは難しかったかもしれません」と教えていただき、はっとしました。

せっかく波照間に旅行するのになんで月の予報を見てこなかったんだろうと。

どんなに晴れていても、月の光によって星が見えづらくなってしまうことがあるので、新月の日がベストのようです。

天気は予測できませんが、月の満ち欠けは予測できるので、波照間に行くなら新月付近を狙っていきましょう!

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第4位 座間味島(沖縄県)

みなさん、ウミガメは好きですか?
ウミガメさんに会いたいですか?

ウミガメってなんであんなにかわいいんでしょうね。
ヒレをパタパタさせて泳ぐ姿がいとおしい。
そして簡単には出会えないからこそ、出会えたときの喜びもひとしお、みたいなところもありますよね~。

ハワイでは「ウミガメに出会えたら幸せになれる」みたいなジンクスもあるくらい、なかなかウミガメに遭遇するのは難しいもの。

ツアーに参加したりして船で沖合まで行ったりすれば、ウミガメがたくさんいるスポットがあったりもしますが、お金もかかる。

ですが座間味島にはあるんです、
100%ウミガメに会えるビーチが。

ビーチなので、もちろん自力で行けます。ツアーに参加する必要もなし。

座間味島は、沖縄県の慶良間諸島に位置する小さな島。
慶良間諸島は「ケラマブルー」と呼ばれる独特の青さの海を持ち、そのきれいさから国内だけでなく、海外からも人気が高く、観光客も多く訪れます。
特に座間味島はダイビングやシュノーケリングをする人からの人気が高い島。

何よりも、慶良間諸島は他の沖縄の離島に比べ、アクセスのしやすさが最高!
那覇空港から車で約15分のところにある泊港から、高速船に乗れば、約1時間で着いちゃうのです。しかも片道3,000円ほど。
人気の離島、石垣島や宮古島は沖縄本島から距離があるので、飛行機を使ったりとどうしても時間とお金がかかってしまうのですが、慶良間諸島なら、同じくらい美しい海を楽しめる上、安く&早くアクセスできるすばらしいがあるんだよ!と、個人的に強く推したいのです。(あーまた行きたくなってきた!)

さて、ウミガメの話に戻ります。

ウミガメに会えるのは阿真ビーチというビーチ。
ガイドブックにはあまり載ってない情報じゃないかと思います。私も泊まった宿のご主人に教えてもらいました。
「100%の確率でウミガメいるから。大丈夫。」と言われたときには、信じられなかったんですが、いざ行ってみたら本当にいました。

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写真は息継ぎをするウミガメさん。ゲップするような音を発してました。

むしゃむしゃ海藻を食べる姿にもキュン。

大事なこと!100%会えるというのは「夏」×「満潮」という条件がそろったとき、とのことです。夏というのはだいたい5~8月頃のよう。
ぜひ、夏の時期に訪れて、満潮時に行ってみましょう。

真夏の阿真ビーチ↓

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ウミガメさんに癒されたくなったら、座間味、おすすめです。

第3位 多良間島(沖縄県)

50島以上の離島に行かせていただきましたが、「何もない島」ランキングを作るとしたらTOP5に入るくらい何もない、多良間島。(失礼)

その何もなさがいいんですけどね。もちろん。

海に入る予定もなくて、ただのんびりしたくて行ったので、特に海に対して何も期待していなかったのですが、すげーかった。海。死ぬほどきれいでした。

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なんか、天国ってこういうところなんだろうな、と感じるような海でした。遠浅で、抜群の透明度。きらきらして、どこか神秘的で、どこまでも果てしなく続いてるような(海なので実際果てしなく続いてるんだけど)壮大な圧巻の景色です。この海を知ることができて本当に良かった、と思わず神に感謝。

あと何がいいって、多良間は人がいないので(ごめんなさい)、もうほぼプライベートビーチなこと。天国のような海を独り占めです。

欠点としては、その自分が見た海(ビーチ)の名前がわからないこと。涙
google mapでおそらくこのへんだったかなと調べても、出てこない…。

おそらくこのへんでした。参考にしてください。(なるか?)

多良間島-Google-マップ

ちなみに、海に入る予定はまったくなかったのに、このあとなぜか宿のおじさんに誘ってもらって、スーツとかゴーグルとか全部貸してもらってシュノーケリングさせてもらいました。しかも無料で。
そのおじさんにかなり沖まで連れて行ってもらい、ウミガメ大量発生ゾーンも泳がせてもらって、たくさんのウミガメが見れたのも良い思い出。
おじさんの腰につけたロープを私は命綱のようにして握りながら、大海原を泳ぐのですが、おじさんが海に慣れすぎててぐんぐん進むので、たびたび「ゴフッ」と海水を飲む私。多良間の海水はとてもしょっぱかった。(多良間の海水で作った塩、お土産屋さんにいっぱい売ってました。)

島の人は優しい。島が好きな大きな理由のひとつです。

あと、多良間に行く時は飛行機がおすすめです。上空からの眺めもまた絶景。

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第2位 渡嘉敷島(沖縄県)

ケラマブルーの威力を感じた島、渡嘉敷島。

さきほどご紹介した座間味島と同じ、慶良間諸島に位置する渡嘉敷島。
座間味と同じく、ダイビングなどマリンスポーツを楽しむ人でにぎわう島です。

もう、、、とにかく海のきれいさが圧巻でした。ケラマブルー万歳!としか言えない。
群青色の絵の具をエメラルドブルーの海にぶちゃぁぁぁってまき散らしたような海。もう海自体が絵画のようで驚いた。

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渡嘉敷の海を眺めていたら、幼い頃、遠い外国の海の映像(多分タヒチとかそのあたり)を見て、こんなきれいな海、一生行けないんだろうなと思っていた記憶がなぜかふとよみがえってきまして。

あ、今日行けた、私。憧れのきれいな海に行ける日が来たんだな。大人になったんだな。タヒチじゃないけど。遠い国に行けたくらいの感動がぶわっとこみあげてきました。

渡嘉敷の海は人の心をぶわーっと動かすパワーのある海!

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第1位 宮古島(沖縄県)

慶良間諸島の海が「ケラマブルー」なら、宮古島の海は「ミヤコブルー」と呼ばれ、渡嘉敷島の海が絵の具を垂らしたような海と表現されるなら、宮古島の海はバスクリンをぶちまけたような海と表現されるでしょう。

何が言いたいかというと、ケラマブルーvsミヤコブルーの勝負は一生つかないです。

宮古島を1位にした理由は、橋。
「エメラルドブルーの海」×「美しく伸びる白い橋」=最強
この景色を超えるものは今のところないです。(個人の感想です)

しかも橋がかかっているということは、
超絶美しい海の上を渡れちゃう
ということなんです。この贅沢さ、あなたわかりますか??????(煽り)
しかも通行料は無料なんだよ~~~~ん。

そう、宮古島の最大の魅力は、周辺の島と橋でつながっているということだと思っています。しかも3つも!!!
美しすぎる海の上を橋で渡るという行為を3通りも楽しめる、大盤振る舞いすぎて意味がわからなくなる宮古島。

その橋とは

・伊良部大橋(伊良部島とつながる)
・栗間大橋(栗間島とつながる)
・池間大橋(池間島とつながる)

の3つです。

伊良部大橋

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来間大橋

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池間大橋

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すべて、車、自転車、徒歩のいずれかで渡ることができます。(徒歩&自転車で渡る場合は車に十分注意してください。)

この3つの橋の中でも一番人気なのが、伊良部大橋。

伊良部大橋は、無料で通行できる日本で一番長い橋だそうです。
全長3,450m。とても長く絶景を楽しめる橋です。
誰かに運転してもらって、助手席でその絶景を楽しむことをおすすめします。笑
もちろん自転車やバイクで風を感じながら渡るのも、最高に気持ちがよかったりします。

橋の上からの景色↓

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よく地元民ぽい方がランニングしてる姿を見かけるけれど、本当にうらやましい。近所にこんな景色を見ながら走れる場所があったら、運動嫌いな私でも毎日走れちゃうな。

ただ、ひとつ言いたいのは、風が強い日は自転車&バイクでの通行は控えましょう。橋の上は本当にありえないくらいの強風が吹きます。
私も一度強風のときに渡ったことがあったのですが、風に煽られて何度も脇を走る車に接触しそうになって、文字通り死ぬ思いをしました。
一度橋に出てしまうと途中で引き返せないので、バイクを止めて結局徒歩で渡り切りました。ご注意を。。

美しい海があなたの人生をきっと変える


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ここまで読んでいただきありがとうございました。
夏だけでなく、天気に恵まれれば1年を通して美しい海の絶景を楽しめる離島。

本当に美しい海を目にすると、大げさじゃなく、人生観まで変わることがあります。それだけ大きなパワーがある海。
ぜひ次回の旅行先として検討してみていただけると、島好きとしては嬉しいです。


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