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人生の道は色々あっていい。自分が選んだ道が正解なんだ

ここ最近、理学療法士や作業療法士を目指す学生さんの、
「卒業が決まりました!」
「卒業できませんでした・・・」
というSNSでの投稿を見かける。そういう時期になってきました。

もうすぐ国家試験。

理学療法士や作業療法士、恐らくですが言語聴覚士や看護師さんとか他のコメディカルの国家試験も、養成校の卒業が前提条件になってきます。

国家試験に受かるだけの学力があったとしても、何かしら養成校が設定したボーダーを越えていなければ、卒業ができず、国家試験を受験すらできない。

そういう制度になっています。

卒業ができた方。
卒業ができなかった方。

両方に今日は読んで欲しいと思います。


私は小学校の頃から「理系の大学に入って、理系の仕事についてお金を稼いで幸せに生きるんだよ」と両親、特に母親から言われ続けて生きておりました。

実際に関西大学工学部にスポーツ推薦ですが入学し、IT企業に就職しました。

今、なかなか投稿できていないのですが、私の半生をまとめた自己紹介、というにはもはやボリュームが膨大過ぎる記事を書いている途中なのですが、IT企業で勤めて4年目の後半で病んでしまいました。仕事がまともにできなくなってしまった。

そのことがきっかけに、27歳の時に理学療法士を目指し養成校に入りました。

親から小学校の頃から言われ続けていた道を逸れる決断をする。

相当しんどかったです。何度も「本当にこれでいいのか」「今の会社にすがって生きた方が実は幸せなのかも」とかもう何度も何度も振り子のように、考えがあっちにいき、こっちにいき、を繰り返しておりました。

会社を退職することを決めることに病んでしまって、「俺は何のために会社を辞めたい、と思うようになったんだっけ?」とそもそもそこに疑問を感じてしまう時期があったほどでした。

でも結果として決断しました。

養成校に入ってから暫くも、結構悩んでいました。
「こんな年齢から昼間から勉強とかしてて、俺は大丈夫なんだろうか」
とかね。
それがそのうちトコトンやってやる!と勉強とがっちり向き合うようになれるわけですが。


2010年に理学療法士になれました。

それからも数年単位で、色んな理由で職場を変えました。
合計3回転職活動をしました。今の職場は4つ目です。しかも5年のうちに4つ。結構多いですよね。その度に毎回悩みながらも選択しておりました。

そう。
人生には色んな道があると思います。今の世の中、昔と比べれば働き方の選択、職種の幅はものすごい拡がっていると思います。

今年の卒業ができず、諦めて別の道を歩むことを決めた方もいらっしゃいますよね。
今までの養成校での時間はなんだったんだ。
そう思うことがあるはずです。考えないわけがない。

心配しないでください。
その時間、1つの目標に向かって学びにかけたその経験は必ず違う道でも活きると思います。実際にセラピストを諦めて違う生き方をしている人を何人か知っていますが、今は今で輝いて生きていますよ。

私も違う道に来ました。
給料だけでいえば、IT企業にいた方が圧倒的にいいと断言できます。
でも、今の道に進んだことで、

●今の妻とも出会えた。
●子どもにも恵まれた。
●4つの職場を転々としたけど、今の職場は感動するほど働きやすい職場。それくらいの職場やスタッフに出会えた。
●SNSで発信なんかをするようにもなれた。
●SNSの発信によって多くの友人、親友、強敵(とも)と繋がることができた

まだまだ変われたことがたくさんあります。

私は27歳で転職を決断し、30歳の時に理学療法士になりました。そんな中年のおっさんでもなんとか変われましたし、人生のルート選択を色々試しながら生きている日々です。

理学療法士として生きることも1つの道。
理学療法士として生きながら他の道も模索したり兼ねるのも1つの道。
違う道で生きる道も1つの道。
今決めた別の道をそのうちまた変えるのも1つの道。

生き方は色々です。色んな道があって、どれを選ぶのが正解なんてことはない。強いて言えば、選んだ道が正解です。そしてその正解は人生生きていて日々変わるんです。間違いなんてない。他人なんて気にすんな。他人の正解が自分の正解とは限らない(アドバイスとして、意見としてはちゃんと聞くべきですが)

誰かの心に響いたり、支えになれば幸いです。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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