友達が　１人もいない　日々努力　～祝・毎日note６９日達成～

　私には友達が１人もいない。ただ喜ばしいことにこの記事をもって毎日投稿６９日連続となったことを報告したい。これも全て私のような休日ともなると惰眠を貪る万年床アンドロイドになり果てるような私のことを応援してくださる読者の皆様のおかげです。本当にありがとうございます。

　私のようななんの取柄もない人間が６９日もの間書き続けるためには他の方々のような知識と叡智に満ち溢れた記事は到底書けないため私の生きてきたコテンパン四半世紀で培ったボーリング場のシューズ返却口ぐらい深い闇を文字化するしかないと始めたのが「友達が１人もいない」毎日投稿の起源でありそれがいつのまにか６９日も続けることができた。これはもう奇跡だともいえる。

　あらためて私のようなダメ人間の雛形的存在の私を応援してくれて本当にありがとうございます。おかげさまで６９日もの間noteを続けることができました。これからは６９日と言わずホメロスの叙事詩ばりに二千年ぐらい語り継がれるような傑作な記事を書けるように精進していくつもりです。よろしくお願いします。ただ一部の読者の方はもしかするとこの記事のここまでの間に風邪を引いたときの夢ぐらい気色の悪い部分に気づいているかもしれない。

なぜ６９なんだとということだ。

　なぜ今回のような改まった節目のような内容の記事を７０日ではなく６９日にやっているのかというのにはきちんと理由がある。それは決して縮尺した溶鉱炉の如き暑さに脳髄が溶けたわけでも、毎日酒池肉林の神様に手を合わせる信仰深さのある私が６９という数字に興奮を抑えきれなくなったわけでもなく私の神童的ひらめきによるものだ・・・本当だ。信じてくれ。

　まず私の恥辱の過去の話になるのだが私はかつて勤めていた職場を末代までの恥ともいえるポンコツぶりを遺憾なく発揮し、キャラクターで売れてテレビに出始めた芸人がボチボチ私服を着だすぐらいの日数が経った頃ぐらいに晴れてクビとなった。それからもう何年も経つというのにかつての職場の近辺を通らなければならないときは密入国者ぐらいビクビクしている。それぐらい周りの目を気にしがちなのだった。

　今でこそnoteに出会ってそれらの過去を記事にすることで恥辱の過去の日々でも米が進むようになったものの自分に自信が持てないという部分では変わることはなかった。そのため毎日の投稿をやるようになり１０日、２０日連続達成したときぐらいの記事を書いたときは、もっと長い日数をこなしている人たちもたくさんいるのにそれだけのことで記事にするなんて賽銭をオーバースローで投げるぐらい罰当たりな行いなのではと思っていたし、noteガチ勢の手によって翌日には異国の地の波止場に流れ着いているのではと不安であった。

　だけれども５０日、６０日連続で書くことに成功したぐらいから徐々に私はもう十分すごいのではないかと思うようになった。なぜなら毎日夜に書くnoteのために本来思い出したくもないホルマリン漬けにしたかの如くそのまま残っている嫌な記憶も掘り起こすようになったし、本来なら太陽の寿命が尽きるまで解き放ってはならないとされる思想ですらも恥ずかしげもなく文字に起こしている。これは自分で言うのもなんだが学性時代より努力が徒労に終わる恐怖を免れるためにそもそもの努力を放棄した堕落的結論に達した私がしている初めての努力だといえるだろう。

　そして今までは節目の記事を書くときは１０日単位で書いてきたため次の節目の記事は７０日のときにしようと思っていたのだけれど、もう毎日続けていること自体をもう誇ってもいいのではと思えるようになったし、むしろnoteの毎日投稿以外に私のようなダメ人間は誇れるようなものが何一つとしてない。こんな皺や折り目が見当たらないにも関わらず自販機に入れた千円札が門前払いされるような感覚を毎日味わっているのだからせめて内容はともかくとして毎日投稿ぐらいは誇らせて欲しい。友達が１人もいなくて寂しくてもこうやって生きていることを世間に見せつけて全てのウサギたちの憧れの的にならせて欲しい。

　これが７０日目ではなく６９日目で節目の記事を書いた理由だ。数学界を若干ざわつかせることを言うが６９と７０は同じである。もう私は今まで持つことをためらっていたプライドと埃を持っていこうと思う。これまで積み上げてきた毎日投稿、そして毎日生きていることを。