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星の子を観た感想

ずっと気になっていた。公開前から気になっていた星の子という映画を観にって来た。宗教を信仰する親のもとに生まれた話だった。正直、観るか迷った。心がしんどくなるだけなんじゃないかと思ったから。整理がつかなくなって、心がおかしくなってしまいそうな気がしたから。精神状態が崩壊するような気がしたから。向き合いたくない時に無理に見てしまうといろいろなことを思い出して苦しくなりそうだと思ったから。でも、それでも気になるしせっかくなら映画館で観たいと思ったので見に行ってきた。

ん~感想はとても難しいな。まだ正直自分でも気持ちが整理できていない。書きながら整理していけたらと思うし、時間が経ってみて振り返ってみるのもいいかなと思っている。気持ちを言葉にするのがとても難しかった。ただとても胸が苦しくて、しんどくて、涙があふれた。とにかく見ているだけで胸が苦しかった。心が痛くなるのが自分でよくわかった。感情を言葉にすることができない。言語化できないことが少し苦しい。けど焦らず言葉にできたらいいなと思う。

正直こんなふうな映画というざっくりとした内容しか頭に入れずに見に行ったので、最初え?これどういうふうに進んでいくんだろうって不思議だった。すごく直接的な表現のない映画だったので隠された意図みたいなものを自分で想像して膨らませて感じ取る映画なんだろうなと思った。言葉にはしないけど訴えかけられた感覚。信じることは自由だけどその信じているものを大好きな人に否定される苦しみ、分かり合えない苦しみ。苦しい悲しすぎる。悲しい。他人から変な人と見られることの悲しさ。大好きだから大好きなのに離れることができない。私の意思ってなに?意志とは。なんだろう。わからなくなった。大事なものを壊してまで、みんな幸せになりたくてなのに、家族が壊れていくのが悲しかった?宗教さえなければ私たち幸せだったのかな。全部おかしな人にみえる。わかってる。だからこそ自分も隠していた。怖かった。なのに、だけど、否定もやめてともいえないし、それは人の信じる自由を奪ってしまう。私が信じるかかは自由だから親も自由なんだよね。そこにしか世界がなかったのに。いろんな世界を知って余計にわからなくなった。わかり合えないことがあまりにもくるしい。お互いみんな幸せになりたいだけなのに。どうして。悲しいのか複雑な気持ちになった。

ちょっとまだふわふわしている言語化してしまうのも怖い。そんな気持ち。ちょっとずつ時間をかけて向き合っていけたらいいな。

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