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年収500万 アラサー会社員が本気で副業について考えてみた vol.3

本シリーズは下記3部構成となっております。
vol.1 今の時代こそ副業が必要な理由とは
vol.2 実経験と調査で学んだ 様々な副業の実態 <前編>
   実経験と調査で学んだ 様々な副業の実態 <後編>
vol.3 副業を通して、資産形成プランを考える

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副業を通して、資産形成プランを考える


さて、ここまでは、「今の時代こそ副業が必要な理由」と「様々な副業の実態」について述べてきましたが、最後はそうした副業を通して、今後どういう資産形成をしていくべきか考えていきます。

あくまでも持論ですので、これが正解というようなものではありません。


最終目標から逆算する

まずは、最終的にどういう状態を目指したいか考えて、
そこに到達するためにどうすれば良いか考えていきます。

私の最終目標は、
“15年以内に月20万円の不労所得を構築する” です。

みなさんはこの目標を聞いてどう思いますか?
「なんだ、そんなものか」と思いますか?
それとも
「そんなの無謀だよ」と思いますか?

私は、この目標は、
「困難だが達成可能な目標」だと思います。

そもそもなぜこの目標にしたのかについてですが、
理由は単純明快で、“労働に縛られない人生”を実現したいからです。

誤解されてしまいそうなので、先に申しておきますと、
働きたくないということではありません。
仮に先ほどの目標が達成できたとしても、何かしらの仕事は続けます。

では、“労働に縛られない人生”とはどういうことかですが、
vol.1 今の時代こそ副業が必要な理由とは でも述べましたが、
本業収入しかない状態は非常に危ういです。

仕事がどんなに辛くても、本業収入しかなければ
“生きていくためには働き続けなければならない”
というマインドになってしまい、自分を追い込んでしまいます。

また、仮に本業でやっていることと、自分が本当にやりたい仕事が
違っていたとしても、なかなか転職やキャリアチェンジは難しいものです。

やりたい仕事の給料がいいとは限りませんし、
そもそもやりたいからというだけで採用してもらえるものでもありません。

そんなことが頭をよぎると、
なかなか「チャレンジしよう」というマインドになれないものです。

このように、主に金銭面の不安ゆえに、
辛いことを続けざるをえなかったり、
やりたいことができないということは往々にしてあります。
それこそがまさに “労働に縛られている” 状態だと言えるのです。

毎月20万円の不労所得があれば、なんとか暮らしてはいけるでしょう。
それは精神的に大きな支えになり、
人生においてより前向きな選択ができるようになるはずです。

人生は一度きりです。

これは私が色んなことを考えるときの尺度によく使います。
10歳の自分も、18歳の自分も、30歳の自分も、50歳の自分も
今や過去の自分は、この先もう二度と経験できないのです。

特に若い頃の時間は人生の中でも華やかでより大切な時間です。

そう考えると、辛いことをダラダラと続けたり、
チャレンジしたいことを後回しにするのって、
本当にもったいないことだと思いませんか。

若い時間を大切にしたいなら、
行動するのは早ければ早いほどいいんです。

そして、この先の人生で一番若いのは「今」です。

私もこんなことを考えながらも、行動を始めたのはここ数年からです。
もう30歳手前ですが、「もっと早く行動すればよかった」と思う反面、
「今決断できてよかった」とも思っています。

みなさんも何か迷うことがあったら、
“人生は一度きり”だし、“この先の人生で一番若いのは「今」”
一度このマインドで考えてみてください。
案外決断の後押しになるかもしれませんよ。


どう実現するか

さて、ここまでは最終的にありたい姿、
言うなれば “夢” を語ってきたわけですが、
夢は語るだけでは夢のままです。
実現するためには、
具体的なプランを練り、実行する必要があります。

ここからは、“15年以内に月20万円の不労所得を構築する”
ためのプランを考えていきます。

そもそも不労所得ってどうやって構築するのでしょうか。

vol.2 実経験と調査で学んだ 様々な副業の実態 <前編>
   実経験と調査で学んだ 様々な副業の実態 <後編>
で様々な副業をご紹介しましたが、
その中で“ストック収入”と呼ばれる収入があったのを
覚えていますでしょうか。

ご存じの方も多いでしょうが、改めてご説明しますと、
“ストック収入”とは、蓄積されていく継続的な収入です。
vol.2でご紹介した中で言うと、
「アフィリエイト」や「YouTuber」はストック収入型の副業と言えます。

じゃあ、「おみつはアフィリエイトやYouTubeをやっていくのか」
と言われると、そうではありません。

何を言ってるんだと思われるかもしれませんが、
私はどんな副業もストック収入になると考えています。

なぜなら、月20万円の不労所得は、
配当金や権利収入で実現しようと考えているからです。

簡単なことです。
どんな副業でもいいからお金を稼いだら、
生活費とは別の口座に入れておいて、ある程度貯まったら、
利回りのいい株や不動産などに投資すればいいのです。

もちろん、減配や空室などのリスクは想定しておかなければなりませんので、あくまで副業で得た余剰資金で行います。

こう考えれば、どんな副業もストック収入になると
考えることができませんか?


シミュレーション

ここからは、“15年以内に月20万円の不労所得を構築する”
流れを様々な条件でシミュレーションしてみます。

前述の通り、副業で得たお金を投資に回して
ストック収入を築いていくことを想定します。

なお、積み立てをしている間に入ってくる配当金は
全て再投資に回すこととします。
それによって複利効果も得られます。

<シミュレーション ①>
・時給1500円のバイトを月20時間
 →毎月3万円の余剰収入
・利回り2%の株に毎月全額投資

これを15年間繰り返したとすると、、、

最終的には約630万円の資金となり、
それを利回り2%で運用していることになるので、
630万円×0.02÷12=10500円/月
毎月1万500円の不労所得となります。

わりと現実的なシミュレーションをしてみましたが、
毎月20万円の不労所得にはほど遠いですね・・・。

次はかなり頑張った想定でシミュレーションしてみます。


<シミュレーション ②>
・時給2000円のバイトを月40時間
 →毎月8万円の余剰収入
・利回り5%の株に毎月全額投資

これを15年間繰り返したとすると、、、

最終的には約2150万円の資金となり、
それを利回り5%で運用していることになるので、
2150万円×0.05÷12=89600円/月
毎月8万9600円の不労所得となります。

かなり頑張った設定にしましたが、
まだまだ毎月20万円の不労所得には遠いですね・・・。

さらに上のシミュレーションが必要そうですが、
株の利回りはどんなに頑張ってもせいぜい5%が限界ですので、
利回りは5%で固定して考えていきます。


<シミュレーション ③>
・クラウドワークスで月15万円の仕事を受注
 →毎月15万円の余剰収入
・利回り5%の株に毎月全額投資

これを15年間繰り返したとすると、、、

最終的には約4030万円の資金となり、
それを利回り5%で運用していることになるので、
4030万円×0.05÷12=167900円/月
毎月16万7900円の不労所得となります。

こ、これでも足りませんか・・・
でも大丈夫です。
最後は奥の手を使います。


<シミュレーション ④>
・クラウドワークスで月15万円の仕事を受注と
 本業収入から月5万円を捻出
 →毎月20万円の余剰収入
・利回り5%の株に毎月全額投資

これを15年間繰り返したとすると、、、

最終的には約5370万円の資金となり、
それを利回り5%で運用していることになるので、
5370万円×0.05÷12=223800円/月
毎月22万3800円の不労所得となります。

よ、ようやくですね・・・
本業収入のお金を使うのはずるいって言うのはナシでお願いしますね笑
毎月貯金に回しているようなお金を資産形成の投資に回せばいいんです。

でもこれで、15年間で毎月20万円の不労所得を構築するためには、
毎月18~20万円ほどを利回り5%の株に投資すれば良い

ということが分かりましたね。

なかなか無謀だということが分かってしまいましたが、
ぼんやりしていた展望がクリアになってきました。

配当の再投資による複利効果は大きいので、
最初のうちは我慢してでも頑張って投資に回した方が
効率がいいと思います。


注意点

最後に、この資産形成プランの注意点をおさえておきます。

ここまでは、様々な可変的要素を無視して、
常に同じ条件を継続し続けられる前提で話を進めてきましたが、
現実的にはそんなことはあり得ません。

いい方に動くこともあれば悪い方に動くこともあります。
どういった点に注意が必要かまとめてみましょう。

(1) 配当金の変動
一つ目は、配当金の変動です。
配当金は基本的には企業の業績によって上下します。
もちろん上がることもありますが、
配当金が0 (無配)になることだってあります。

そうしたリスクに備えるため、
投資する銘柄は分散するようにしましょう。

「そんなこと言われても銘柄が多すぎて、
どれに投資したらいいかわからないよ」
という方もいるかもしれません。

大丈夫です。そもそも配当が5%もある銘柄は
そんなに多くないです。
税金分が引かれることを考えると6%必要なので、
そうなってくると、かなり限られてきます。

株を買うときには、値上がりを狙うために
本来は様々な指標を参考にして分析するものですが、
我々素人にはなかなかハードルが高いですし、
そもそもこの投資は値上がりを狙うものではないので、
最低限、「配当性向」という指標はチェックするようにしましょう。

「配当性向」とは、簡単にいうと、
“利益をどれくらい配当にまわしているか”という数字です。

この数字が高いほど、
「無理をして配当を出している」ということが分かりますので、
その配当は長続きしない可能性があります。

配当性向は30~50%程度が正常な範囲ですので、
それ以上に高くなっている場合は要注意です。

いくら利回りが良くても、長続きしなければ意味がないのです。

「でも、そもそも銘柄の情報の調べ方が分からない」
という方には、SBI証券のアプリがオススメです。

例えば配当利回りを含めた様々な指標が一目で分かります。

チャートも「1分足」「5分足」「10分足」「15分足」「日足」「週足」「月足」と豊富で、操作も直感的にできて便利です。

その他、様々な銘柄情報が見やすくまとめられています。


(2) 株価の変動
二つ目は、株価の変動です。
当然株ですので、株価は日々上下していきます。

ただ、それに関しても前述の通り、
この投資は株価の値上がりを狙うものではないので、
多少の値動きは無視して大丈夫です。

ただし、株価が大きく動いたときは要注意です。
株価が大きく下落した時は、
業績が大幅に悪化したり、
減配したりしている可能性があります。

配当が減ってしまうようなら、損切をして、
別の高配当銘柄に資金を移すことを検討しましょう。

逆に株価が大きく上昇した時は、
業績が大幅に向上したり、
増配したりしている可能性ももちろんあります。

なんにせよ、投資に絶対の正解というものはありませんので、
自己責任で行うようにしましょう。

リスクばかりに目を向けると、後ろ向きになりがちですが、
投資をしないと得られないものはたくさんあります。
資産形成プランに投資は欠かせないと、私は思います。

自分の中で運用ルールを決めて、
余裕資金の中で投資をするようにしましょう。

一つ私なりのコツをお伝えしておきますと、
株価は必ずしも業績だけでは動きません。
日々変動しているわけです。

株価を動かす大きな要因の一つに、
“日経平均株価”という指標があります。

これが大きく下落した時は、日本の上場銘柄の多くも
釣られて大きく下落します。

業績とは関係ない理由で下落していることが多いので、
日経平均株価が連続で大きく下落した時に、
高配当株を買うというのはアリだと思います。

株価が一時的に下がれば、
それに伴って配当利回りも良くなりますので、
この投資プランには向いていると言えます。

売買による利益を狙うものではないので、
投資の大原則である「安く買って高く売る」の
“高く売る”の部分はあまり気にせず、
“安く買う”ことに集中すれば良いと思います。


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