まげぱんだ(堀田朱花)

第三の人生を自分らしくどう生きるかを模索中。在宅介護を機にnoteを始めました。十年前…

まげぱんだ(堀田朱花)

第三の人生を自分らしくどう生きるかを模索中。在宅介護を機にnoteを始めました。十年前、子どもの不登校を経験。職業は図書館司書。北陸在住。イラストは「イラスト緑花 」さん→ URL:illust-ryokka.jp

マガジン

  • 令和6年日記*がんばろう北陸!

    能登半島地震が起きてからの、ふるさとのこと、身の回りの出来事など綴ります。

  • 在宅介護*観察日記『義母帰る』

    要介護4(→5)の義母(90代)が特養からまさかのリターン。同居の義父(90代)はアルツハイマー型認知症が進行中。再びの在宅介護は夫(60代)が中心。老後ノープランの義父母を、引いた嫁目線で観察中。

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no.1 ごあいさつ

はじめまして。まげぱんだ(堀田朱花)と申します。 昨年(2022年)、還暦を迎えました。 今も非正規でフルタイムの仕事をしています。 還暦を迎えて、つくづくと感じたことは、人生はむしろ、ここからが大変なのだということ。 どのくらい大変かというと、今ある装備で、エベレストに登る感じ? となると、このままでは遭難必須。 なぜなら、わが家は問題山積だからです。 それでも知恵をしぼり、困難な日々を乗り越えていかなくてはなりません。 2023年1月から、今日一日を乗り切るために、「

    • TOMORROW 2 地盤沈下の町の片隅で見つけました 🌱

      • がんばろう北陸⑧TOMORROW

        元日の地震から3か月。 今、私が住んでいる町はどうなっているか?というと、 どうにかできるところは、どうにかしてあり、どうにもならないところは、最低限の手当てだけしてある…といった状況。 最近気になっているのが、アスファルトのひび割れ。 地殻変動がここにも及んでいるのかな。  例えば、職場の駐車場。 まるでジグソーパズルのようなひびが、ここそこに入っている。 だ、大丈夫か(汗) この頃は、ひび割れてできたピースが、さらに細かい網の目状になり、(←毎日車が出入りしているし

        • がんばろう北陸⑦ちょっと目眩、のち涙

          能登半島地震のことを書きます。辛くなる方は読むのを控えてください。 1/6(土) 早朝、大きな横揺れ。 続いて小刻みな揺れが、次第に大きくなる。 こわいぃぃ…(泣) 地震速報を見ると震度3。こればっかりは、慣れるということはない。 午後から夫と買い物へ。 ユニクロで夫はフリース、私は暖パンを購入。 次に、食料品購入のため、ユニクロ隣のスーパーへ。 昨日までは、商品の補充が止まっている感じだったが、今日はあふれんばかりに商品が並んでいる。そして、大勢の買い物客でごった返し

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        • 令和6年日記*がんばろう北陸!
          13本
        • 在宅介護*観察日記『義母帰る』
          34本

        記事

          no.31 そして義父が残った…(その1)嫁、頑張る。

          午後4時から納棺の儀。 生まれて初めて、納棺に立ち会う。 葬儀社から納棺師の男性が来られる。 40代半ばくらいだろうか。 この方の手により、義母は白装束の姿になっていった。 無駄のない、美しい手捌き。義父、夫、私で見守る。 今さらながら、白装束は旅立ちの姿なのだと気づく。 化粧が施されると、義母の表情からは、病のあとが抜けたように見えた。 義母がこだわった、柔らかな長めの髪に櫛が入り、良い感じに整っている。 棺に蓋をする頃には、気持ちに区切りがついた。立ち会うことができて

          no.31 そして義父が残った…(その1)嫁、頑張る。

          がんばろう北陸⑥青春ソングに元気をもらう(2024. 1. 5)

          能登半島地震のことを書きます。辛くなる方は読むのを控えてください。 職場には地震の爪痕が残っている。 駐車場のアスファルトのひび割れ、陥没。図書館は危険があるため、まだ手がつけられない。 それでも、仕事はできるのだし、「よし」としなければなるまい。 ただ、傷ついた光景というのは、じわじわとメンタルに来るようで、二日目にして、気持ちがどんよりしている。 仕事帰りに車のラジオを入れたら、中島みゆきの「時代」が流れていた。 「わ、なつかしい…」 曲はすでに終わりのほう。間もなく

          がんばろう北陸⑥青春ソングに元気をもらう(2024. 1. 5)

          能登半島地震から1か月。 珠洲の小中学生が避難所に貼る壁新聞を作っていた。 大人を励まそうとしているんだね。 新聞の名前は「ケセラセラ」 随分古い歌を知っているんだなと思ったら、違ったw 私→ドリス・デイ 珠洲の小中学生→ Mrs. GREEN APPLE 明るい歌声を有難う。

          能登半島地震から1か月。 珠洲の小中学生が避難所に貼る壁新聞を作っていた。 大人を励まそうとしているんだね。 新聞の名前は「ケセラセラ」 随分古い歌を知っているんだなと思ったら、違ったw 私→ドリス・デイ 珠洲の小中学生→ Mrs. GREEN APPLE 明るい歌声を有難う。

          がんばろう北陸⑤仕事始め(2024. 1. 4)

          能登半島地震のことを書きます。辛くなる方は読むのを控えてください。 今年は「喪中」ということで、正月はのんびりと過ごすぞ(=何もしないぞ)と楽しみにしていた私。 ところが、元日の地震でそれどころではなくなり、ばたばたと落ち着かないまま、仕事始めの日を迎えた。 勤め先の図書館は、大変なことになっていた。 先の震災の例もあるので、予想はしていたけれど、その場に立つと声も出ないのであった。同僚も然り。 書架からは大量の本が落ち、床の上に折り重なって散乱している。 落下した本は

          がんばろう北陸⑤仕事始め(2024. 1. 4)

          がんばろう北陸④孤独にならないように(2024. 1. 3)

          能登半島地震が起きた日のことを書きます。辛くなる方は読むのを控えてください。(1185文字) 中学3年のときの同級生7人<女子限定>のグループラインがある。 毎年、元日の午後ともなると「あけおめ!」で、盛り上がるのだが、今年はまだ沈黙していた。 お昼のニュースを見ていたら、卒業した中学校の地元は、液状化の被害が出ていて、大変なことになっていた。 午後1時「みんな無事ですか?」とラインメッセージを送ってみた。 しばらくして「無事だよ」とか、「怖かったね」と、メッセージが届

          がんばろう北陸④孤独にならないように(2024. 1. 3)

          がんばろう北陸③長い一日(2024. 1. 2)

          能登半島地震が起きたあとのことを書きます。辛くなる方は読むのを控えてください。(1616文字) 朝9時、布団から出る。 昨日の地震は夢であってほしかった。今もそう思う。 スマホを見ると、ほぼ毎日買い物をしているスーパーの公式アプリに、お知らせが届いていた。 今日、予定通り朝9時に開店するとのこと(!) 石川、富山県内の店舗の状況と、開店時間の一覧もあった。すごいな。 テレビをつけると箱根駅伝!既にスタートしていた。 いつもの1月2日の光景。毎年楽しみにしているのに、昨日も

          がんばろう北陸③長い一日(2024. 1. 2)

          がんばろう北陸②生まれて初めて避難所へ(2024. 1. 1)

          能登半島地震が起きた日のことを書きます。辛くなる方は読むのを控えてください。(1542文字) 最寄りの避難所は小学校の体育館。 行くと、すでに多くの人が避難所が開くのを待っていた。 我が家のmダックス。連れては来たが、大暴れの大パニック。脱出するつもりなのか、クレートの底を滅茶苦茶、掘り掘りし、吠えまくっている。困った。 通りがかりの人は「わんちゃんも家族だものね」とか、声をかけてくださるが、避難所の中に連れて入れるのは躊躇われた。 やむなく、mダックスは家に連れて帰るこ

          がんばろう北陸②生まれて初めて避難所へ(2024. 1. 1)

          がんばろう北陸①大きな地震が起きた日(2024. 1. 1)

          能登半島地震により犠牲となられました方々にお悔やみを申し上げますとともに、被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。(1900文字) 穏やかな元日の昼下がり、 家族は思い思いに、のんびりと過ごしていた。 去年の今頃は、特養から義母が戻るというので、私は戦々恐々としていた。義母の在宅介護は220日間続き、夏には義母を見送った。 私は『note』に思いを綴り始めた。 義父は腰椎圧迫骨折で2度入院。認知症の症状が顕著になり、要介護1の認定を受け、デイサービスデビューを果たした

          がんばろう北陸①大きな地震が起きた日(2024. 1. 1)

          ヘリコプターが飛ぶ音で目覚める。今日は2024年1月3日。2024年が始まってまだ3日目。まだ2日しか経ってないのか。

          ヘリコプターが飛ぶ音で目覚める。今日は2024年1月3日。2024年が始まってまだ3日目。まだ2日しか経ってないのか。

          私がフォローしているnoteのクリエイターさんたち、 能登地震のこと、気にかけ、心配してくださっている。 スキやコメントありがとうございます。本当に心強いです。

          私がフォローしているnoteのクリエイターさんたち、 能登地震のこと、気にかけ、心配してくださっている。 スキやコメントありがとうございます。本当に心強いです。

          昨日は近くの小学校の体育館に避難。津波の心配がなくなった午後9時半に帰宅。とくに大きな被害はなく、水、ガス、電気、問題なく使えている。 数キロ先の隣町では断水、液状化による地盤沈下あり。心が痛む。声をかけ合って、頑張ろうと思う。

          昨日は近くの小学校の体育館に避難。津波の心配がなくなった午後9時半に帰宅。とくに大きな被害はなく、水、ガス、電気、問題なく使えている。 数キロ先の隣町では断水、液状化による地盤沈下あり。心が痛む。声をかけ合って、頑張ろうと思う。

          no.30 ミッションインポッシブル〜義母の葬儀(その2)嫁、義母を運ぶ

          ともあれ、葬儀社との契約は済んだ。 次は、自宅葬の準備である。 葬式は義父母の部屋で行なうことにした。が、ここで問題発生。 義母を安置するスペースを確保するには、介護用ベッドを撤収するしかなく、しかも、そのベッドにはまだ義母がいるのだ(汗) レンタル会社に電話をすると、「すぐに引き上げに伺います」とのこと。 が、そうなると、すぐさま、ベッドを空けなくてはならない…(汗) 葬儀社の女性スタッフと夫と私とで、あたかも、ピンチの場面でマウンドに集結するバッテリーと伝令みたいに

          no.30 ミッションインポッシブル〜義母の葬儀(その2)嫁、義母を運ぶ