panda1

久しぶりにぽちぽち書いてみます〜

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マガジン

  • 線の恋病

    この小説書くのが一番頭使ってる気します最近笑 なるべく色々な描写挟みたくてやるけど難しい…… なんとか面白くなれ〜〜笑

  • たまに書くかもしれないショートストーリーのゴミ箱

    息抜きのショートストーリーここに集めておきます! 駄文達ですが、良ければ見てもらえると嬉しいです😊

  • 転先生

     自分自身が大変やった時の事とか新採で病んだ友達の事とか思って、すっごくださくて自分っぽいもの書きたくて一番最初に書きたい思ったものです!笑

  • 転生したら女子高生の人面瘡だった件

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線の恋病 1話

 川が流れてゆく。見下ろす水面には等間隔の人影が果てしなく続く。影の隙間から見える淡い町並み。絢爛な美しさ。手を伸ばせば波紋の中に消えてゆく。眺めるだけの町。            ゆるりと佇む河原町にひらりひらりと雪が舞い散る。町を白く染める雪は石畳へゆっくりと染み溶けてゆく。仄かに白が溶けゆく町はまるで白粉を覚えたばかりな生娘の様であり、酒気帯びた色とりどりの店灯りが町を照らしてゆく。恍惚と光る町並みは頬を染めたかのようであり一層艶かしく映る。 そんな美しくも古めかし

    • 記憶の住人 一章の半分

      「最近よく耳にする、子供を標的とした事件についてどう考えますか?」 「絶対に許されない事に決まってるだろ」 司会者は、なるほど、なるほどって感じに相槌を打っている。 「では、何故子供は狙われるのでしょうか?」 「子供っていうのは、狭い世界で生きている。自分に伸ばされた手は、無条件に握り返してしまう」 司会者はまた子気味良く相槌を打つ。一方で視線は手元の台本に釘付けだ。相槌のふりをして、実は台本を盗み見ているのかもしれない。 「え〜、議論も深まってきましたが、今度は

      • 線の恋病 第12話

        テラスの食堂を後にした僕は、ゼミを飛ばし愛菜に会いにバスに乗っていた。お咎めは勿論、心配のLINEすら僕のスマホは鳴りはしない。耳元では着信音の代わりに興味も無い音楽だけがただただ惰性で流れている。 (プシュッ) 車体を揺らしながら、バスはゆっくりと足を止めた。河原町三条と駅名をアナウンスする車掌の声は、この駅名だけは特別ゆったりと声に出している気がした。殆どの乗客はこの駅で降りる。僕もバスから降りた。 町に降りた僕を幾つものネオンが迎えて照らす。午後8時に差し掛かった町

        • ショートストーリー 三題噺チャレンジ

          こんばんは🌇 pandaです🐼 今日はサークルのシグさんが主催する、三題噺チャレンジなるものに参加してみました😊 これは、覗く、銃口、路地裏と言う三つのお題を入れたショートストーリーです!!800字程度ですが、100字程で死にかけてました笑 🐼並の頭脳を併せ持つ僕が精一杯考えてみました^_^ 路地裏の景色 路地裏の片隅に無数の雨が散弾の様に降り注ぐ。 薄い段ボール紙に染みる冷たさは僕の身体全てから熱さを奪ってゆく。 背中越しに当たる砂利か何かの感触が不快ではあるが、首を回

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        線の恋病 1話

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        • 線の恋病
          11本
        • たまに書くかもしれないショートストーリーのゴミ箱
          3本
        • 転先生
          9本
        • 転生したら女子高生の人面瘡だった件
          19本

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          線の恋病 第11話

          僕は視線の先の光景に今更になって真ん中なんかを歩いていた事を後悔する。端に寄るにしても、今からでは目立ってしまう。さしずめ大名行列を前にした村人みないな所だろうか。 右往左往する僕を見つけ、ぞろぞろと僕の周りに集まる集団。 揃いのリュックに揃いの茶髪。疎らな服装ではあるが、無駄に張った胸板からは変に統一感のある集団に見えた。 どれもこれも見せられているだけ。そんなものにいちいち気落ちしてしまう僕。無い筈のロゴを隠す様にトレーナーを手で撫でる。 「うい」 彼等から異国の言語

          線の恋病 第11話

          初めてのサークル 投稿 それとショートストーリー?

          初めまして!!もしくは毎度おおきにです笑 pandaやらせてもらってます🐼 こう言う風にお話口調は慣れないので緊急しますね笑 いつもへんてこな文章読んでいただきありがとうございます😭 今日は、ちょっとした近況報告みたいなのがメインですかね!! 実はこの間、シグさんのサークル入らせていただきました😊 そのサークルでは、小説好きの皆さんと小説についてお話出来るというサークルです! 文章書いてて面白さとはなんぞいな?と最近頭を抱えていた自分にはピッタリの場所でした!!一月ワンコイ

          初めてのサークル 投稿 それとショートストーリー?

          線の恋病 第10話

          理沙と別れた次の日の正午、僕はキャンパス内のベンチに座り、ゼミまでの時間潰しをしていた。 寒空の下軋むベンチに腰掛ける僕を号棟黒ガラスに反射した偽太陽がじんわりと照らす。僕を照らす黒ガラスの中の陽光は本来の温もりを何十倍にも薄めたもの。 そんな薄味な陽光にあてられ、ふと僕の頭の中を実家のカルピスがよぎった。カランカランと頭に響く氷の摩擦音が僕の体を余計に震えさせる。 冷たいな ベンチから見る漫ろなキャンパスの景色は悴む指と白い吐息に対して割に合わないものだった。どうやら正

          線の恋病 第10話

          転先生 第8話

          「皆んな注目」 僕の一声で数十もの人の目が一斉に僕へと向けられる。 喉の中を巨大な何かがごくりと口の中までやってくる。視界がキュッと狭まってしまう。 僕は人前で何かする事はきっとむいてないんだろうな。 そんな僕が何で先生になんかになったのだろう。そう言えば教師塾の先生は、陰気な奴ほど目指すものって言っていた事を思い出す。 心の中でせせら笑いながらハリのある声を出してみる。 「皆んな、一学期の学級目標覚えているか?」 本当の僕じゃない声に対し、さっと何人かの頭が回る児童等

          転先生 第8話

          線の恋病 第9話

          僕は麻里さんと別れ、町へと戻る細い地下通路を登る。通路の中は狭苦しい空間に対して、不均衡なくらいの渋滞が続いている。 スマホの画面に目を遣る。どうやら少しだけ遅刻しそうだ。 暫く待っていると、ぞろぞろと渋滞は上へ上へと進み出した。 一度進み出すと止まらない。まるで喉の奥に溜まる吐瀉物を吐き散らかすかの様に人々は溢れ出て行く。僕も紛れて町に出る。 町に出ると、店灯りの隙間から覗く赤や緑の装飾がひっそりと目に映った。何故かそんな装飾達には数日前に感じた様な輝きは感じられはし

          線の恋病 第9話

          転先生 第7話

          階段をあっという間に駆け上がった。廊下からは教室を飛び出す煩声。蝉の声より子どもの声の方が耳障りだと先生だけが知る事実。 一つ深呼吸を置く。 今までの僕は、ここで心が折れていた。しかし、それも当然の事であった。前の僕は全くの無防備なまま、教室へと入っていたのだから。もし動物園でライオンの檻に私服の男が入っていけば結果など目に見えていよう。教室に入るまで何も頭を働かせてこなかった自分自身が悪かった事。 (装備 銅の鎧を心に装備しました) 準備は出来た。勢いよく僕は扉を開ける

          転先生 第7話

          ショートストーリー? 転生したら女子高生の人面瘡だった件 第19話

          そう言えば何かおかしかった。 鬼女は今日、学校を休んでいた。ともすれば一体誰が上靴の事をクラスで流したのか。そして、絶妙なタイミングでの永見の登場。そもそも鬼女は何をしに放課後彼女に会いに来たのか。 一つ一つは漠然とした事実。でも、重なり合った結果、永見へ都合が良すぎやしないだろうか? しかし、あの笑み以外には何の証拠もありはしない。とりあえず、永見以外に笑っていた生徒達を僕は思い返してみる。 吉岡優斗 吉崎芽依 北川陽菜 なるほど。確か、吉岡と吉崎は名簿も近く仲が良

          ショートストーリー? 転生したら女子高生の人面瘡だった件 第19話

          転先生 第6話

          地天叉は朝を颯爽と駆ける。 知らぬ児童の群れを飛び越え、蝉の歌声にベルを合わせる。どんどん地天叉は風に乗って速度を上げる。そのままアスファルトに咲くたんぽぽをひらりと躱し、前方の電車に向かい挨拶を交わす。 僕は何一つ怖くはない 目線の向こうにセブンイレブンが見えてきた。僕は目的地への到着を予感し、地天叉の二本の角を引く。 静かに降り立つコンクリートの大地。 集団登校十分前の静かな十字路。道の先に微かに黄色い集団が見える。 さあ始めよう、新しい僕を 暫く歩くと、学校の門

          転先生 第6話

          ショートストーリー? 転生したら女子高生の人面瘡だった件 第18話

          ね、昨日の優香の反応なんだったのかな 通学路の僕達の会話。彼女はやはり違和感を持っている様だ。あの鬼女の反応は普段からすれば信じられない反応だったみたいだ。 そんな彼女に知らぬ知らぬを通す僕。押し問答ばかりしているとあっという間の学校だ。 手慣れたようにクラスへと向かい、静かに扉を開ける。 もはや慣れてしまった静まる教室。 しかし、この日に限ってはいつもと違う。恐怖と興味が入り混じった目が彼女を囲う。 なあ、金井の上靴溶かしたってほんと? 堂々と聞く異様な質問。明らか

          ショートストーリー? 転生したら女子高生の人面瘡だった件 第18話

          ショートストーリー? 転生したら女子高生の人面瘡だった件 第17話

          何事もない学校。初めての登校から1週間程が経過した。あれから永見は彼女にべたべたと関わる様になった。あの男の後ろめたい気持ちはあからさま過ぎて気持ち悪い。 しかし、それ以外は特に取り留めもない日常。 すっかり人面瘡として学校に行く事にも慣れてしまった。この前なんか、世界史の授業で僕が一番初めに答えがわかってしまった。IQ高い系人面瘡。     キーンコーンカーンコーン 寂しげにチャイムの音が鳴り響く。梅雨の放課後には生徒達は寄り付きはしない。我先にと教室を出て行く生徒達。

          ショートストーリー? 転生したら女子高生の人面瘡だった件 第17話

          線の恋病 第8話

          ガラスに囲まれた店を聞いた事もないジャズが僅かに揺らす。空調が効き過ぎる店内は季節感すらも何も無い場所。ブルーの照明に光るステンドグラスやバロック様式のインテリアだけが時を止めたかの様に静かに並ぶ。敢えて醸し出されているレトロな雰囲気の中、スマホを握る客達。 青い空間の中から白いフラッシュが僕の意識を過去から連れ戻す。 「どうしたの鉄平君、唇触ったりなんかして?」 テーブルのメニュー越しから麻里さんの声がした。出会ってまだ小一時間の彼女の声は少し他人事の様に聞こえてしまい

          線の恋病 第8話

          ここ数日、面接大変やった😭 あんまりG Wにするイメージ無かったけど緊張したなぁ笑 でも、受かってると良いな笑 今日からまたnote書いていきます🔥笑 拙い文章ですが、またぜひ見に来てください😊

          ここ数日、面接大変やった😭 あんまりG Wにするイメージ無かったけど緊張したなぁ笑 でも、受かってると良いな笑 今日からまたnote書いていきます🔥笑 拙い文章ですが、またぜひ見に来てください😊