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痩せる?血糖値が抑える?「ベジファースト」ってなにがいいの?

「ベジファースト」という言葉を聞いたことがありますか?ベジファーストとは「ベジタブル・ファースト」の略称で、野菜を1番最初に食べることを言います。野菜から食べると「痩せる」「健康にいい」と聞きますが、なぜベジファーストが体にいい影響をもたらすのか?管理栄養士が解説します。

◆パナプラス薬局の「栄養だより」って?
パナプラス薬局の管理栄養士チームがお届けする“食と健康に関するコラム”。食に関するちょっとしたギモンや管理栄養士ならではの専門的なお話まで、チームメンバー7人が発信しています。本日は「ベジファースト」についてです。

理由は野菜に含まれる食物繊維!

野菜を先に食べるといいと言われる理由は、野菜に含まれている“食物繊維”にあります。

と言われても……。
食物繊維って便通をよくするだけ。

そんな風に思っていませんか?実は食物繊維には、血糖値の上昇を緩やかにする、コレステロール値の低下、高血圧の予防、肥満予防…など、様々な効果があるんです。どの効果も食物繊維が栄養素にくっつき、小腸での栄養素の吸収を遅らせることによるものです。

また、食物繊維が多く含まれる野菜は、必然的に噛む回数も多くなります。そのため、食前にサラダやスープなどで野菜を食べておくことで、脳の満腹中枢が刺激され、満足感を得られやすくなることでその後の食べ過ぎ防止にも繋がるのです。

野菜といえども、糖質の高い種類には注意

一言で野菜といっても、中には糖質が高いものもあります。

例えば、ジャガイモやカボチャ、トウモロコシやレンコン、ニンジンなど。どれもサラダによく使われる野菜ですが、これらを先に食べたとしても先ほどお伝えしたような効果は得られにくいため、ダイエット中などは特に注意が必要です。

海藻やきのこでもベジファースト

ここまでベジファーストとして野菜を最初に食べるメリットについてお話してきましたが、食物繊維が多く含まれる海藻類やきのこ類、こんにゃくなども食前に食べる食材としておすすめです。

"ベジ”とはあるものの、要するに食物繊維が多い食品から食べることで効果が得られるという健康法。毎日野菜を取り入れるのは難しいしコストもかかるという方は、きのこやこんにゃくなどで代用してみるのもいいかもしれませんね。

食事を変えることは一見大変なことに思えますが、”食べる順番”を変えるだけで様々な効果を得ることができます。さあ今日から、次の食事から「ベジファースト」な食事にしていきましょう!


パナプラス薬局管理栄養士チームよりおしらせ

パナプラス薬局では全店舗に管理栄養士が常駐しており、日頃から外来患者様を中心に栄養指導、栄養相談を行っています。

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