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12月10日「林は『リン』と読む」|取り立てて特徴のない19才フリーターと、彼の日記

林と遊んだ。
ってことで今日は土曜なのにめずらしく休みだったってことだ。

10時に目を覚まし、飯食って洗濯してから家を出た。
バイクで走ってる途中、急に雨が降ってきたから本屋で雨宿りがてら立ち読みをした。んで2時くらいに林ん家に着いて、そっからドームの近くのリングに移動して久々にバスケをやった。バスケは楽しかった。

その後 焼肉行って…いろんな話をしたな。林の彼女の話、まぁつまりノロケ話だ。でもオレが聞きたがってほとんどムリヤリ話させたんだけどね。林のノロケを聞いて幸せの「おすそ分け」でも欲しかったんだろうか…。


焼肉の帰り道、オレは柄にもなく林の前で少しナーバスモードに入ってしまった。いや、ナーバスになるのは別にめずらしくはないけど、それを人に見せるのは滅多にないんだよな。
オレ、今フリーターやってて、この先どうなるかわかんねぇって、今の正直な気持ちを林に言ったんだ。だから今は彼女を作ったりできないっていう流れで…。

そうしたらさ、林は優しいよな。そんなことはオレだって考えるって、そんでも今の彼女みたいに一緒に泣いたり笑ったり、悩みを共有したりできる相手ができたって。それで考え方も少しずつ変わったって、前向きになれたって。
…ヤツはそう言ってくれた。

オレはそれを聞いて、あぁ、林っていいヤツだなって思ったのと、林はいま幸せなんだなって思った。
それは別にうらやましいとかじゃなくて、ただ、親友のお前が幸せそうで オレは嬉しい。
それが救いかな。

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