【9月7日】取り立てて特徴のない18才フリーターと、彼の日記 「告白の続き」

昨日の続き。

そりゃオレだって、本気で好きな人ができればイイなとは思ってるよ。でも、そんな気持ち、本当に中学以来ないんだ。

中一の時のアノ子は、本当に本気で好きだった。
でもその子にすらオレは告白できないままだったんだ。それ以来、カワイイなとか、気になるなと思う人はいたけど、どれも「本気の好き」ではなかった。
だから、オレは一度も告白をしたことがない。当然、告白してフラれたこともない。

今思うことは、失恋ってやっぱり経験した方がいいのかな、ということ。失恋は人を成長させる、みないなこと聞いたことある。きっとその通りなんだと思う。
失恋ってどんな感じだろうか?何を思い、何を感じるんだろうか。

今までオレは、失恋するためにはまず「本気の好き」がないとダメだと思っていた。だってそうだろ?本気で好きな人がいなければ、告白すらできない。告白がなければ失恋もない。当然そう思っていた。

けど!
もし仮に、今すぐオレがミウさんに告白し、フラれたとしたら…多分めちゃめちゃショックだと思う。明日から毎日が変わってしまうと思う。今までのようにミウさんとおしゃべりできないと思うと、すごくツラい。それはきっと失恋と呼んでいいだろう。


ここまで考えを進めると、オレの恋愛について二つの可能性が見えてくる。一つは、失恋というのは「本気の好き」がなくても、気になるだけの人(ミウさん含む)についてでも経験できる、味わえるものである、ということ。

もしくは二つ目。
オレが今まで「気になってはいるが本気で好きではない」と思っていた人たち(ミウさん含む)のことを、実は単純にオレは本気で好きだった、という可能性。そんで、オレ自身は自覚がない、というか、気づかないように気持ちにフタをしてきたというオチだ。

コレ、もし後者が正しかったとすれば、相当残念だぞ。
…うん、そうだとしたら相当キツイな。

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