2021/11/01 万聖節

2021年11月1日 17:40

今日はカトリックの万聖節です。
同時に、聖公会の諸聖徒日であり、ルーテル派の全聖徒の日です。

カトリックでは、全ての使徒/聖人/殉教者を祝い祈ります。

日本の聖人は、豊臣政権から江戸幕府初期まで続いたキリシタン弾圧の殉教者が殆どです。
これは、キリスト教徒から見ると、蛮行でしょう。

しかし、
　フィリピン/グアムを領有していたスペイン
　ゴア/マラッカ海峡/マカオを領有していたポルトガル
を見たら、国防の観点でもキリシタン弾圧は必要でしょう。

オランダは、蘭領東インド(インドネシア)/フォルモサ(台湾)を領有していましたが、
フォルモサから鄭成功に駆逐され、更に清朝が領有したので、日本を殖民地価する懸念は少なかったでしょう。

かと医って、豊臣政権/江戸幕府が残酷な弾圧をキリシタンにした事は、悪事として記憶しても良いでしょう。

さて、意外な聖人をご紹介しましょう。
「インドの王聖ヨサファト」です。

この聖人の正体は、「釈迦如来」です！
つまり、ヒンドゥー教でヴィシュヌ神の化身とされ、
神道で、伊弉諾尊/瓊瓊杵尊/天思兼命の本地仏となり、
マニ教で聖者になったあの釈迦如来です。

キリスト教に釈迦如来が流入したのは、11世紀に遡ります。
11世紀のアトスのエウテュミオスが、アラビア語文献とジョージア語文献を通じて釈迦如来の生涯を入手し、
深い感銘を受けた結果、最終的にはカトリックと正教会で列聖されました。

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