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優/良/可、ぽちり。でコロナの夏仕舞い

以前の記事で、

近隣大学で授業を一つ受け持ったこと、

ところが疫病のため対面授業ができず

教材をメール配信し、

受講生からは出席確認のための課題を提出してもらっていること、

期末の試験だけは対面で実施する許可が出たこと、

初めて学生たちと顔合わせをすること、

などを書きました。

ところが事態は急展開、

学校関係者に感染者があったため、

対面試験は禁止となりました。

そこでパルピトも急遽

メール試験に切り替えました。

今学期は、

以前に課したレポートとあわせて

成績評価を行います。

これはもともとシステム入力で、

在宅でできることですから、

結局、学生とはお互いに顔合わせすることなく

4月からの前期授業が完結します。


前代未聞の事態であるため、

学生も学校当局も教員も皆たいへんな

思いをしたわけですが、

良い面もありました。

以下はあくまでパルピトの見解ですが、

・通勤時間および教材の印刷時間が節約できた。

・対面授業では、取り上げるトピックについて受講生全員の意見を掬いあげることができなかったが、メール授業では全員の意見を返信してもらい、次回の授業でその全てをフィードバックすることができた。対面授業よりもむしろコミュニケーションの量が増大したといえる。

・昨年までは口頭で説明することが大きな部分を占め、受講生に配布するレジュメは比較的簡単な項目の列挙にとどめていたが、今年は口頭説明の部分もテキストに落としたため、授業の論旨がより明快になった。


反省点としては、学生からの質問が対面授業と比べて少なかったことで、講師からもっと質問を促すべきであったかと思います。

そのような中でも、

遠隔授業は楽しかった、と感想をくれる学生もいて、

若い人はこうしてすんなりと新しい世界に適応していくのだなあ、

と感慨深いものがありました。


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