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窓打つ三連符タイフーン序曲

当地では昨晩から天気が急変、

強風にときどき雨が混じって窓に叩きつけます。

今朝の新聞によると

フィリピンの東にある熱帯低気圧が

今後24時間以内に台風に発達して

先島と沖縄本島地方に接近するとか。


以前だと、フィリピン付近といっても

もっと南で台風が発生し、

ゆっくりと発達しながら当地に接近、

やがて勢力をやや弱めながら

九州や四国に接近、上陸し、

本州に上陸した後は急速に衰えながら

温帯低気圧となって

北海道のあたりか

日本海で消滅、というパターンだったような気がします。

台風発生から実際の台風接近まで

当地では1週間程度、

九州や四国ではそれにプラス数日ほどの期間が

あったのではないかと記憶します。

その間に台風対策を進めたり、

出張など旅行の予定がある人は日程調整をしたりと

準備期間があったわけです。


これが最近だと

沖縄の近くで台風が発生し、

そのまま衰えずに本土を襲う、というパターンが

増えたのではないでしょうか。


数年前に九州北部にしばらく住んだことがあります。

その時、何度か台風上陸を経験しました。

土地の人に沖縄の台風との違いを尋ねられて、

「沖縄は風が怖い。こちらは水が怖い」と答えたことがあります。

大きな河川の少ない沖縄では、

局地的な冠水はあっても、

大規模な洪水はほとんどありません

(何年か前にうるま市で住宅が水に流されているのを

ニュースで見たことがありますが、

あれは例外だと思います)。

そのかわり、風の強さは激烈で、

先島地方では過去に風速80メートルを記録したこともあります。

九州にいた時はやはり水害を身近に感じ、

雨台風のたびに恐ろしく思われました。

一方、風については、比較的穏やかに感じられたものです。

しかし、最近は様相が違うようです。

昨年、関東に上陸した台風15号は

最大瞬間風速が過去最大クラスで、

千葉県を中心に大きな風害をもたらしました。

気象現象のパターンが変化しているようなので、

私たちの行動もそれに対応していかなくてはならないのでしょう。


ところで自然農の畑の方は、

師匠の例年の方針により、

夏場の台風シーズンには

作物の植え付けはしないので、

被害は最小限にとどめられそうです。


※画像はIkkei Photographyさんの作品を使用いたしました。お礼申し上げます。




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