将棋の解説者並みに境界性パーソナリティ障害を解説できる私
当カウンセリングには
境界性パーソナリティ障害
(BPD・ボーダー)の
当事者さんと対峙する
ご家族・パートナーの方が
よくいらっしゃいます。
で、お二人の喧嘩を
分析・解説していると、
「分かりやすい!」
と言われるんですよ。
そりゃそうですよねえ。
だって私、境界性
パーソナリティ障害の
元当事者だもの。
(今は克服してまーす)
* * *
私はそもそもデータ分析系の
人間なので、心理分析も
好きなんですよね。
なのでお二人の喧嘩の
話などを聞いていると、
「あ、ここのポイントで
彼女(または彼)は
怒ったんだろうな」
とすぐピンと来ます。
BPD当事者さんと
対峙している方はみなさん
口を揃えて
「何が彼女の逆鱗に触れたか
まったくわかりません」
「彼が怒るポイントが
全然わからなくて怖いです」
とおっしゃるのですが、
私が分析した結果を
解説すると
「あー! そういうこと
だったんですね!!」
「そう言われたら
しっくり来ました……」
「えっ、巴さんが言った
ことと全く同じセリフを
彼女から何度も聞くんですが……」
など言われます。
とはいえ、
分析結果をお話する前に
「私はエスパーじゃないので、
一度も話したことのない
彼女(彼)の気持ちを
完璧に分かることはできません。
なので、あくまで可能性の
ひとつとしてお考えください」
と前置きします。
分析結果を話した後も
念押しでもう一回
言ったりします(笑)。
それでもやっぱり
「もちろんそれは
分かっていますが、
それにしても
しっくり来ました」
と言っていただけるん
ですけどねー。
正解は本人に聞かないと
分からないけど
(っていうか本人に聞いても
分からないこともあるけど)、
相談者さんがそれで
スッキリしてくれたなら
うれしいですよね。
* * *
というような話を
弊パートナーにしましたら、
「将棋の解説者
みたいだね」
と言われました。
その言葉に今度は私が
めちゃくちゃしっくり来ました。
つまり、BPD当事者さんと
その方と対峙する人たちの
喧嘩や言い争いなどは
「将棋の対局」
と同じなのです。
私は将棋にそこまで
詳しくありませんが、
第3者目線で見ていると
「何手目が悪手だったか」
わかりますよね?
それが、後でなんとか
挽回できる悪手なのか、
それともそのまま
敗北するしかない悪手
なのかもわかるわけです。
あと、将棋って
「えっ、この人はなんで
ここでこの手を出したの?」
と思う時があるじゃないですか。
藤井聡太さんなどは
将棋の定石と違う指し方をするので、
「何でその手をするのか
ちょっとよく分からない」
というようなことがあった、
と聞きました。
(重ね重ね申し上げますが、
私は将棋に詳しくないので
本当にそうだったのか知りません)
BPD当事者に翻弄される
家族やパートナーって、
まさに
「何でそこで
その手を出したのか
ちょっとよく分からない」
状態なんですよ。
そして、
あれよあれよという間に
詰んだり投了する
羽目になってしまうのです。
それを
「この一手は、おそらく
こう考えたから
こう指してきたんでしょうね」
と解説できるのが私です。
もちろん、先ほども言ったように
「100%理解できる」
訳じゃないですよ。
ただ、
「分かりやすく伝えられる」
というのは
大事なスキルだと思うのです。
ちなみに将棋の解説者って
ファンによる人気投票が
行われているようです。
↓
観る将ファンが選んだ最優秀「解説者」「聞き手」は誰だった?
いいですねー。
私も「とにかく話が面白い、
そして分かりやすい」とか
「瞬時に手を読まれて
的確な解説をされた」
とか言われてみたいものです。
今後もこの「解説スキル」は
磨き上げていきたい所存ですので、
「境界性パーソナリティ障害と
思われるあの人が何で怒ったのか
まったくわからない」
で悩んでいる方は、
お気軽にご連絡くださーい。
それでは本日はこの辺りで。
ごきげんよう、さようなら。
2022年追記:
「それは境界性パーソナリティ障害じゃ
ないのでは……?」という人を
境界性パーソナリティ障害だと
決めつける人が沢山いらっしゃいます。
まずは冷静になって!
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