境界性パーソナリティ障害と過ごした半生と、自己治療(寛解)&周囲の対応ポイント【後編・25歳〜36歳現在の話】
(※2023年3月24日、文末に関連リンクを追加)
わたしは10歳から34歳までの24年間、境界性パーソナリティ障害(境界性人格障害)という精神障害でした。(英名:Borderline personality disorder/略称BPD、ボーダー、境界例)
「でした」というのは、心理学と自分の病について学び、対処法を研究・実践し、現在その症状が99%出なくなっているからです。
専門用語でいうと寛解(かんかい/症状が和らぐという意味)ですね。
現在は資格を取り、イラストライター兼心理カウンセラーとして仕事をしています。カウンセラー業を始めてから、この精神障害に苦しむ当事者さんやそのパートナーさんからご相談を多数いただくようになりました。
そういう方に少しでも役立つよう、自分の半生を振り返りながら「寛解のポイント」「周囲の対応ポイント」をまとめよう、と思い立ちました。
こちらは後編です。発症したと思われる10歳〜24歳までの話を書いた前編は下記リンクよりご覧ください。無料エリアで「症状まとめ」と「病院で診断を受ける場合(誤診を防ぐ)注意点」を公開しています。
自分の人生を削って書いているので前編も後編も有料記事です。
25歳〜30歳【クソ父親の介護、友人の死】
何やかんやで今までで一番給料のいい会社へ就職し、比較的おだやかに過ごしていたのですが、ものすごく飽き性なので「毎日同じことの繰り返しで、生きてる気がしないよ」「会社辞めたい…100万円貯めたら辞めよう…」と思っていました。
そんなとき、東京の病院から「父親が病気で倒れた」と連絡が入ります。
(わたしは島根県民ですが、父はずっと東京に住んでいました)
父のことを「性格に難のあるクソ親父」だと認定してから会うのをやめていたのですが、身寄りがわたしと父の弟さん(いわゆる叔父)しかいなかったので、会いに行くことになりました。
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