見出し画像

なぜいつも恋愛がうまくいかないのか?—恋愛を邪魔する“奪う思考”

オリジナル記事掲載日:2019年8月27日(一部加筆修正あり)

「いつも恋愛がうまくいかない」
「今度こそいい恋愛がしたい」
とお悩みの方、多いですよね。

ネットには沢山の恋愛テクニックが
あふれていますが、
自分に合わないテクニックを
無理したり背伸びしたりして実践するより、
心理のほうへ目を向けてみてはどうでしょう。

心理学とは、相手の心を操る魔術ではなく
まず自分の心に向き合ったうえで、
相手も自分も幸せになる方法を考える学問だと私は考えています。

いつもうまくいかない恋愛から卒業するために、向き合うことはふたつ。

・自分は「奪う」思考になっていないか?
・自分が好きな人へ与えられるものは何か?
です。

◆恋愛における「奪う」思考

「愛されたい」
「結婚してほしい」
「幸せにしてほしい」
「いつも自分だけを見ていてほしい」
「LINEはすぐ返信してほしい」
「大事にされたい」
「捨てないでほしい」
などなど、

「〇〇されたい」
「〇〇してほしい」がつくものは
これ全部“奪う思考”です。

相手の心や行為を
「自分の望む形で手に入れたい」
わけなので。

恋愛に限らず
ビジネスでもそうなんですけど、
奪う思考でばっかりいる人は
たいてい失敗します。


かつてのわたしは精神病だったので、
「精神病からわたしを救ってほしい」
と思っていました。
これも奪う思考ですね。

※他人に助けてもらおうとしていると
うまくいかない、というのは
こちらの記事に書いていますので、
あわせてお読みください。
 ↓

◆「与える」ってどういうことなのか

相手に与えるって言っても、
じゃあ具体的に何をすればいいの?
と悩む方もいらっしゃるでしょう。

まずは「その人が喜ぶこと」を考える。
次に、
「それをした自分もうれしいかどうか」
を考えるんです。

「笑顔にしたい」
「幸せにしたい」
って、相手に“喜びを与えたい”ってことです。

けどそれが、我慢しながらとか
自己犠牲しながらだったりしたら
意味がありません。

「これをしたら喜ぶかな」
と思ったことをやってみて、
好きな人が笑顔になったり
幸せそうにしてくれたら、
自分もうれしくて満たされる……

本当の“与える”ってこういうことです。

◆「与えた」のにうまくいかない時は“自己満足”

「喜ぶと思ってやったのに、喜んでくれなかった! 何だあいつ!」
「あそこまでしてやったのに、裏切られた! 恩知らずだ!」
と、相手に怒りを覚える人もいるかと思います。

しかし……ちょっと、厳しいことを言いますね。

そういう人は、残念ながら
ぜんぜん相手のことを見ていないし、
考えていないんだと思います。

自分だけがうれしいことをしているんです。

そういうの、自己満足って言います。

相手のことをよく見ていれば、
相手のことをよく考えれば、
どういうことが好きなのか、
どういうことで喜んでくれるのか、
わかってくるはずなんです。

◆大事なのは「その人を理解する」こと

よくわからないブランドの
高級プレゼントより、
暑い時に100円アイスを
買ってくれる方がうれしい!
という人もいるでしょう。

100円アイスなんかより
高級プレゼントがいい、
という人もいると思います。

重要なのは
誰にでも当てはまるような
恋愛テクニックなんかじゃなく、
“その人”
です。

(そもそも100%誰にでも当てはまるテクニックなんか存在しませんし)

「その人は一体、何が好きなのか?」
なにでよろこんでくれるのか?」
それを意識していくと、
自分の心も相手の気持ちも
いい方向へ向かうのではないでしょうか。

人がうれしい時って、
「自分に興味を持ってくれた」
「自分のことをわかってくれた」と
感じた時ですからね。

ごきげんよう、さようなら。

◎ラジオ始めました!

◎恋愛・パートナーシップ関係の記事はこちら

※有料記事↓

◎ブチ切れるパートナーに悩んだら……

初心者向け心理学解説本「なぜあの人はキレ散らかすのか」を発行しています。

・紙の本↓
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2028015

上記リンクから購入できないときは下記リンクからどうぞ!

・電子書籍↓

そのほか、有料記事も数々配信中!↓


サポート頂けるとわたしの創作活動や生活費の支えになります。支援が増えると更新頻度が高くなります。