ボイスドラマを作り始めたワケと楽しさ
はじめまして、こんにちは。
ぱれっと研究所の藤花しおんです。
普段、仕事の傍らで友人5人とボイスドラマを作ったりしています。
完全趣味の同人なので、気付けばメンバーの趣味丸出しの偏った作品ばかりです(笑)
たま〜に「仕事忙しいのになんでやってるの?」なんて聞かれるのですが、純粋に作っていく過程が面白いですし、毎回色々な発見があるのです。
前回は“noteをはじめた理由”についてだったので、今回は“どうして創作活動・ボイスドラマ作りを始めたのか”、その楽しみについて書こうと思います。
声優は自分で仕事を作れない。その苦しさ
このお話をする前に、私の経歴を紹介しないとと思うのですが、我ながら色んなことをしてきてまして…。
説明が長くなりそうなので、私のWEBサイトにざっくり来歴を載せているので、そこをちらっと見ていただけるとわかりやすいかと。
≫ 藤花しおんの来歴
来歴にあります通り、一時期声優事務所にお世話になっていました。
事務所に入ってちょこちょこお仕事いただいてました、って聞くとうまくいってそうに聞こえるかもしれません。
ですが、基本的に声優って自分で仕事を作れないのです。
あくまでお仕事をいただいている身。
なので、仕事したい!芝居したい!と思ってもできない、という苦しさがありました。
それなら自分で何か作ろう、ていう短絡的発想から全部スタートしたのです。
ただ商業でやると資金周りや関係各所、色々大変なのであくまで個人の活動にしています。
でもお陰で、自分の思ったこと・好きなことを伸び伸びできて楽しいです!
創作活動の楽しさ
理由はざっくばらんにそんな感じなのですが、ここからは創作活動をやってよかったことを書いていきます。
ただ私の今の職業だからっていう部分も大きいと思うので、全ての人には当てはまらないかもです…。
気の合うメンバー
声優業だけじゃなく一般のお仕事でも、一緒に働く人って選べないことの方が多いと思います。
仕事なので人の好き嫌い言っている場合じゃないので、淡々と粛々と仕事していますが、やっぱり頭にくることもあるし、がっかりすることもある。
同じ熱量でやろうよ!といっても、そもそも仕事に求めているものが違うので難しいですよね〜…。
そんな中で気の置けない仲間たちで何か作れるって、すごく楽しいです。
まあこう思っているのは、もしかしたら私だけかもしれませんが(笑)
年齢もジャンルもバラバラの人が複数集まって話をしているだけでも、毎回様々な刺激を受けます。
考え方や趣味嗜好が違う人たちに触れると、普段触れているコミニュティが本当に小さいというか、同じ所にしかいないんだな~とちょっと自分の世界が大きくなった気がするのも魅力ですね。
お芝居への影響
お芝居がめきめきうまくなるというわけではないですが、少なからずお芝居への姿勢というか、向き合い方にいい意味で影響がでたと思います。
例えばボイスドラマの脚本や演出を自分ですると、台本の大事さが身に染みます。
いや、これまで大事にしてなかったわけではないんですが!
より台本と深く向き合うようになったと思います。
「台本にすべて答えがある」とか「句読点一つに意味があるから」なんて教わってきましたが、自分でいざ書いてみるとまさにそうでした。
あくまで素人の私が書いているものですけど、「このシーンはこういう雰囲気」「このセリフはこんなニュアンス」といった演者さんたちへのメッセージが、句読点やト書き、台本すべての文字に自然と反映されます。
というか、書いてる方はそれしか方法がないんですよね。
ラブレター書いているのか!ていうくらい、気付けば頭を悩ませつつ自分の熱量を脚本に向けています。
書く側の視点が少し垣間見えると思うので、役者の人は一回自分で脚本書いてみるっていうのはオススメです。
エンタメコンテンツってすごい
お芝居と別ですが、CD作るのもなかなか大変な行程でした。
本業で担当しているアーティストが配信だけじゃなく、CDをリリースすることがありますが、発注はすれど細かい工程は専門の人に依頼しているので、正直内情をわかっていませんでした。
ジャケットや盤面のデザイン、発注先探し、音源の編集、予算組み、梱包…とかとか。
あげたらキリがないです。
音源に関しても、収録スタジオどうする?編集は誰がやる?と課題山積み。
最初お金も知識もなかったので、すべてiPhoneでやっていました。
(でも形になるから今のスマートフォンって本当すごい…!)
一つのコンテンツを作るのに、こんなに細かい工程が必要で、時間も労力もお金もかかるのだと、エンタメ業界にいながら全然わかっていなかったな~と、毎回すごい勉強になっています。
だからこそ、出会えたエンタメコンテンツにとても感謝するようになりました。
他にも細々楽しいこと、やってよかったことがあるのですが、総括すると仕事以外の世界が持てるのが楽しい!に尽きると思います。
これがあるからこそ、仕事も頑張ろうと思えますし。
活動をはじめて4年ほど経ちましたが、苦労したこと失敗したこともたくさんあるので、noteではそういうのも書いていこうと思っています。
それが、これからボイスドラマを作りたい、または今作っている人たちの参考資料になれれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました! いただいたサポートは音声作品の制作費にしていこうと思います☆