塾に入れる前に ~偏差値70に向けて~
そもそも、塾に入れようと考えた時点で、既に手遅れである。
言い方がおかしかった、「子供が塾に入学できる年齢になり、そこで初めて教育について考えるのでは、もう遅すぎる」ということである。
勝負は、2-3歳の時点でついているのである。
個人塾とはいえ、生徒は100人単位で見てきている。偏差値70前後ある生徒から、高校生なのに小学校の勉強すら分からない生徒まで様々である。
ここは個別指導の強みで、生徒一人ひとりのことが、趣味や性格、果ては家庭環境まで把握できるのだ。
そんな中、学力の高い生徒に共通しているのは、2-3歳の時に、何らかの教育を受けていることである。爆発的に脳細胞が増えるこの時期に教育を受けたかどうかで、その後の学力が決まる。
誰から?それはもちろん「親から」である。最近は乳幼児に対する教育を行う塾も出てきたが、やはり親の愛情に勝るものは無い。
では、何をすべきか。
それは、「小学校の勉強を先取り学習させること」である。2歳児の能力を侮ってはいけない。
以下は、その具体例である。
①絵本の読み聞かせから発展させ、読書をさせる
2-3歳の子供が寝る前に絵本を読み聞かせることは、多くの家庭で行われている。ただ、そこで終わっていてはいけないのである。
「この絵本は面白かった?じゃあ、自分で読んでみようか?」
子供が絵本に興味を示すようになったら、このように自力で読書が出来るように仕向けるのである。
読み上げる時に一緒に文字もなぞるようにして子供に文字ごと覚えさせていったり、あるいは一緒に読み上げてあげるなど、ここは子供の成長に合わせて行う。
子供が読み間違えても、決して怒ってはいけない。そもそも2歳児なのだ、読めなくて当然のはずである。間違えた時は、ニコニコしながら、
「うーん、惜しいなぁ!」
このように言い、子供が嫌になって投げ出さないように注意する必要がある。とにかく興味を持たせ続けることである。そして読めた時には、
「すごーい、良く読めたねぇ!」
と、最高の笑顔で褒めてあげるのである。そうすれば、子供はますます読書にはまっていく。親にベッタリであるこの時期、褒めてもらえることは最上の喜びなのである。
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