見出し画像

ストレスを感じる場面と周囲へのお願いを整理しておこう

私は適応障害と身体表現性障害(今だと身体症状症って言うのかな?)から、抑うつ状態になって、薬物療法をとっていました。

休職・復職を経て、回復傾向にあったのですが、減薬過程において離脱症状がひどく(それにより うつ病とも言われ)就労不可能な状態になり、会社の勧めで退職をしました(半分クビですね。)

現在は療養しながら減薬~断薬し、就労可能な状態にやっとたどり着いたところです。初回の診断名が出てから約6年経ちました。今、たくさんの人たちの力を借りて、よっこいしょと立ち上がろうとしています。

働くにあたってはブランクがありますから、感を取り戻しつつ、なぜ私は適応障害になったのか、どうすれば今後同じことを繰り返さないようになれるのか、整理しておきたいところです。

以前、以下の記事たちを書きました。
今回は、そのアップデートって位置付けかな?


適応障害を発症した原因

原因は、過剰適応

気が向かないこと、イヤだなと思っていることも、前向きに思考を変えて取り組んできました。なぜなら、周囲からの期待に答えなければいけない、良く思われたいと思っているからです。見捨てられるのが怖いのでしょう。

社会人になってからは外側への適応が明らかに過剰でした。期待されていることを感じ取り、相手の理想とする、求められているであろう人格を一所懸命に演じる。「こんな感じの人だと、あなたは嬉しいでしょう? 安心するでしょう?」って。

そして、過剰適応している私を褒められると、これで良いのだと思い、そこから、これじゃないといけないに変換され「もっと、もっと!」となります。更にそうあろうとして、自分で自分を騙している日々。周囲の目を気にし過ぎていましたね。

内側、本心はイヤイヤを繰り返していました。地べたに寝転がって手足をバタバタさせて暴れる子どものように。そんな私を私は無理やり抑え込んでいました。本心を軽視して、自分を傷つけていました。

外と内のバランスが崩れてしまった状態が継続して、体調不良に。それでも病院に行かず、休まず働き続けたため、こじらせました。

過剰適応への解決策を考える

解決策は・・・
内側の自分を傷つけないこと。無理やり自分に言い聞かせないこと。
できない自分を受け入れる。期待されなくてもよいと思う。周囲を気にし過ぎない。

「できません」あるいは「苦手なので手伝って欲しい」と言う。アサーショントレーニングをする。

それから、完璧であろうとしない。自分の体力を過信しない。自分の中では休みすぎってくらい休んでOK。

こんな感じかな。上のことを実行しても、私の価値は昔と何も変わらない。私は生まれてから死ぬまで、私のままだから、何も不安がることはないよね。

***

では、働くにあたって

私はどんなときにストレスを感じるのか。
どのようなサポートがあれば安定して働けるのか。

考えてみます。

私がストレスを感じる場面

①集団
1人で黙々と作業したい。グループは4人までなら大丈夫かな。

②予定外の対応
スケジュールが狂うと、かなりストレスを感じます。仕方のないことだとは思うんですけどね。

③接客
隙を作らないように全方位に緊張を走らせている時間です。多分、相手を信頼してないからでしょうね。これは認知の歪みだと思います。信頼されたいと思っていることの裏返しなのかな?

④苦手な人
権力を持っている人が満面な笑顔だと、すんごい警戒します。あと、営業マンの笑顔も怖いです。これは③に関連してますね。

⑤干渉
①にも繋がっているのですが、割と放っておいて欲しいです。私には私の世界があって、入ってこられると幸福度が下がりまくります。だから私は、2人でも1人なのです。

⑥ハマれないことが仕事になったとき
私は「イヤだ」が広く、多いのかもしれません。困ったものです。逆に、気が向くこと、これだ!と、ハマることに出会うと、とことんやります。だから、専門職でずっとやってきたんですね。

⑦「期待してる」と言わないで
これは、私がそれを気にしてしまうという歪みの部分なので、私自身も直していきたい部分。

⑧視覚聴覚嗅覚過敏
色数が多かったり、ネオンカラーのような彩度が高い色が視界にずっとあるとストレスです。視界に物が多いのもダメです。
人の声で騒がしいところ、話声がずっとしている場所には長時間いられません。チャンネルボタンがあれば、消声ボタンを押したい…
フレグランス、柔軟剤、整髪料、煙草、足の強烈な臭さがずっとしてるのは勘弁して欲しい。そこにいられないです。

周囲に伝えたいこと

過剰適応の結果、自分で自分が見えにくくなっていて、体力的にも精神的にも限界を超えているのに自覚がなく、急に倒れてしまっていました。

周囲の人は、さっきまで元気だった人が急に倒れたら焦りますよね。少しでも体調が悪そうだったり、違和感が見えれば声掛けできますが、私の場合は今までそれが見えにくかった。

なので、これからは過剰適応の傾向を修正していくし、自分で対処できることは、ストレスコーピングを駆使する。

そのうえで、サポートのお願いを事前に伝えておけば、私も周囲も安心です。そして、対応可能な部分と不可能な部分の擦り合わせをする。

お願いしたいことは、そうだなあ…

①「いつでもサポートするから」とオープンな状態ではいて欲しい。ヘルプ無視決め込まれると、ツラいよね。

②上司には定期的な面談を設けてほしい。話をするのは、大切だと思うよ。本音は小出ししておきたいです。お互いに、穏やかに。

③「休め」と普段から言って欲しいし、言う人自身も積極的に休暇をとって欲しい。休まないことを美学と思わないで。どんどん有休消化してバケーションしてこ!

***

今のところはこんな感じかな。これらは私ひとりで、頭で考えただけだから、これからちょっとずつ実行してみたらアレもコレもとまだまだ出てくるかも。絡まってしまった紐を少しずつ解いていく作業です。