キマイラとの決戦

キマイラとの闘いに挑むことになった剣士は作戦を考えていた。

「頭がライオンで、体が羊、尻尾が毒蛇かぁ~。
体が羊ってところだけにしか、勝ち目を見出せないよなぁ~。頭はライオンだから、噛まれたらやばいでしょ?でも、体は羊だから、爪での攻撃はないな。足の速さもライオンよりも遅いか。はぁ、尻尾の毒蛇も厄介だな~。あれっ、でも尻尾から蛇が出てるってことは、蛇は後ろ向きなのか?まぁ後ろ向きでも、あんまり関係ないか。噛まれたらやばいし。ということは前からも後ろからも攻められない。真ん中の羊の部分だけならなんとかなりそうなのにな~。ところで蛇の長さってどれくらいだ?これは結構大事だぞ。ライオンの尻尾くらいの長さの蛇なのか?それとも蛇の長さくらいのライオンの尻尾なのか?待てよ!?体は羊だった!と言うことは羊の尻尾の長さの蛇なんじゃないのか?おっ、それなら勝てる気がしてきた!あれっ!?羊に尻尾ってあったっけ?あるよね?短いはずだよねー。よし!後ろだ。後から攻めることにしよう。まずは尻尾の蛇を切り落とす。そしたら後はライオンと羊だけだ!ライオンの顔を何とかすれば勝てる。顔だけのライオンだったら牙を何とかすれば勝てるでしょ。牙かぁ~、噛まれたら終わりだな~。あれっ?さっきも噛まれたらって話してたな。なんだ、こいつは噛むしか攻撃ができないのか?雑魚め!噛まれなきゃいいんでしょ。だったら乗るしかないな!ライオンには乗れる気はしないが、羊になら乗れる気がする。いや、乗れるよ!羊だもん。勝てっしょ!楽勝っしょ!・・・では・・・行くか。」

剣士は勇ましく決戦の場に向かった・・・。



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