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「command S」

赤銅色の錆が
僕の身体を覆い始め
橙色の夕焼けが
その区別を曖昧にする


逢魔が時
生活の崩れ去る音が
耳の内で爆ぜ
標準時は君の笑顔だけ


夢で逢いましょう
またいつかの日々の為
この時を保存して


夢で逢いましょう
善悪なんてままごとでしょう
三千世界のその内で




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