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男も濡らす映画「ブロウ」

NETFLIXで偶然「ブロウ」という映画を見てみたけど、これが堪らなくおもしろかった。

あらすじ

麻薬密売を始めるジョージ演じるジョニー・デップが裏社会で優れた仲間たちと商才を遺憾なく発揮し、ついには麻薬王パブロ・エスコバルの信頼まで勝ち取るも、それを利用したい仲間たちの裏切りにあい、これをきっかけに裏から手を引き家族へ愛を注ぐことを決める。
しかし裏社会にいた彼を家族も受け入れるはずもなくはじめは拒絶するも、ジョージの熱心で摯実な態度に心を開き始める。信頼のおける旧友に再会したジョージは裏から手を引き娘とやっと住めると嬉しそうに話し、約束した時間に待たせている娘の元へ行くことを楽しみにしながら昔話で盛り上がる最高の一夜だったが実はその裏で旧友らは…。

ジョニー・デップ

なにがいいってまずジョニー・デップのあの妖艶な演技力、溢れ出るフェロモンよ。麻薬を軸に愛と裏切りがストーリーを展開していくのだが、愛を求める姿と裏切られたと気づいた時の表情が何とも悲しげでセクシーなのだ。
きっと無音でもぼけっと見入ってしまうだろう。

パブロ・エスコバル

そしてパブロ・エスコバルという男。ほとんどhiphopを知らない私ですら色々エピソードを聞いてから最近聞き入ってしまっている舐達麻の "FEEL OR BEEF BADPOP IS DEAD" に「何がパブロ 俺がピカソならお前はただの絵描き野郎」「俺がエスコバルで お前は買収したデコだクソ野郎」と出てきていたので彼が登場した瞬間知ってる!!と感動した。

マーケティング

話は逸れるが最近宗教やマルチ商売について興味がある。
…というのはそこに加わりたい!のではなくマーケティングの面から、あれ程まで人の心を操りトップに成り上がる人はどのような方法で、どのような人生を歩んできたのかを知りたいと思ったからだ。

今回「ブロウ」を見てパブロ・エスコバルもどうやってこの裏社会を率いてきたんだろうと興味が湧いてきた。
ジョージは彼の純粋さと仲間想いな人柄に人が寄ってきて、彼の切れる頭と運も味方にした彼の噂がその仲間を伝ってパブロ・エスコバルまで伝わり、麻薬王からも信頼を勝ち取ったことで成り上がったといえる。

パブロ・エスコバルについては「パブロ・エスコバル--悪魔に守られた男」「ナルコス」などがあり書籍でも「パブロを殺せ―史上最悪の麻薬王VSコロンビア、アメリカ特殊部隊」があるので片っ端から読んでみようと思う。


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