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生きてるってしあわせだな。

たくさん死んだ
目の前で
今日までに
ボクの仲間も友人も

病院暮らしが長いから
自分に病気があるから
たくさんみた

命って凄いんだ
消えてしまいそうな
赤ちゃんが
医学によって生かされて
蘇生する

もちろん
本人のもつ
生命力ってやつかもしれない

母さんもいない
親が亡い
悲しい苦しい
病気が障害が・・
殺して殺してくれ

何度も思って
何度も真剣に懇願した

人を殺さない
だから自分を殺さない
ひとにひとを殺させない

寿命まで生きる
これがひとの掟

けど生きることは
罰ゲームじゃない
楽しんで
謳歌して
リラックスして
おもしろおかしく生きて

は?
んな、生きれるか!
親いないぞ
明日住む家もない
病気もあって
学校も行ってない

なにが
楽しんで
なにが
謳歌して
なんでリラックスできる?

暴れるボク

貧乏人で病人だって?
そんなちっさい理由で
不幸ぶるな

みんな同じだ
誰もが困ってる
どうしようか悩んでる
貧しいのを隠して
借金しまくるひともいる

病気がなかなか
治せなくて
明日生きてるかどうか
悲しんでる人もいる

悩みがなにもなくて
生き甲斐も無くて
別に死んでもいいやとか
心を蝕まれたひともいる

辛く悲しいのは
自分だけだと思ってないか?

それ普通だ
だいたいみんな生きるの必死だ

あとはどうしたいか
それだけだ

ともかく
ひとにひとを殺させるな
自分もひとを殺さないことだ
自分のことも殺したらダメ

えらそうにボクに
命令するオマエだれ?

キミの母さんの実の兄
え?
母さんに
お兄さんなんていないよ

あ、別に信じなくていい
かかわらずにすむ

けど、キミは生きるために
多くの人と交流し
どうするか
自分の意志が大切になる

そして
ボクは母方の親族を
毎週転々としながら
仲間になった

生きるために
財産のたくさんあるひとたちに
ひっついた
最低な奴なのです
性格悪いでしょ

でもこれが正解だった
多くのことが学べた
カッコいいオトナの集団だ

母の親族はみんな変わってる
きっと母も同じようだったんだろう

変わり者の親族に
「あんたの母さんは変わり者だよ」
なんて言われるんだから
想像は難しい

叔父さんのひとりは
探偵をしてる
探偵というと聞こえいいが
ボクからみたら
親のすねかじりを
まだやってる30歳代

叔父さんは詩人で
旅人

気が付くといない
そして置手紙
いまどき
置手紙

スマホもLINEもあっても
使わない

この叔父さんが
ボクに声をかけてくれた
「ボクたちの仲間にならないか」
この呼びかけが
母方の親族とのつながりの始まり
ボクは仲間だ

合言葉は
ひとりひとり自立
親族身内家族であっても
ひとりひとり個人
年齢に関係なく
互いに個人を尊重する

自由ではあるが
自由ではない
ボクらは保護されてる立場
「勝手」と「自由」は違う

ボクはいずれ死ぬ
明日かもしれない

でも
充実してて
幸せだ

なんにも持ってない
財産も学校も ぴよぴよ🐤 も
なんもない
あるのはせいぜい病気

なのに
しあわせだ

生きている
それがどんなにありがたいか
どんなに幸せか
人生はボクに教えてくれている

ボクはボクに勝った
ありがたい
この幸福をひとりでも
多くの人と分かち合いたい

でもどうやって?

まず
信じてもらえない
そして
少しのことで
命からがら
臆病風で逃げてしまう

難しいね

ボクは何もなかったから
恵まれてたんだね
母が亡くて
それが恵まれてたことになる
母さんのおかげだ
命を賭して
ボクを守って下さってる

母の愛は深いね
お会いしたこともない
あなたはそれでも
ボクを愛し想像の中でも
抱擁下さる
あなたの賢明な文章は
生涯ボクのバイブルとして
何度も読み返す

母のキモチは
はかりしれない
不思議なちからを宿してる

あなたが
笑いものにならないよう
ボクは間違いなく
まっすぐ生きる

あなたはボクの誇りだ

母さん
ボクは生涯なにもできない
ダメ人間かもしれない
それでも必死に生きるから
安心して

楽しんで
人生を謳歌する
苦難の日も
悲しい絶望の時も
漫画読んでるかのように
「きたきたきたーーーーっ」
「ここからどんでん返し!」
なんて言いながら
泣きながら乗り越える
のりこえてみせる


母さん
父さんは新しい人生楽しく過ごしてる
新しいひとと新しい家族ができて
ボクは邪魔になるので
もう1年会ってない

父さんから連絡もない
ボクのこと
もう忘れたいのかもしれない
だから
気づかないふりしてあげようとおもう

それがボクにとっても
幸せなんだと感じる

生きてる
それだけで嬉しいです
楽しいです

ほんと
みなさまのおかげです

ありがとうございます











読了ありがとうございます 世界の片隅にいるキミに届くよう ボクの想いが次から次へと伝播していくこと願う 昨年のサポートは書籍と寄付に使用しています 心から感謝いたします たくさんのサポートありがとうございました