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『世界最高のチーム』を読んで...

どーも、オハコンバンニチワ。パチ太郎です。皆さんお盆はいかがお過ごしでしょうか。私はお酒を飲んだり、カラオケをしたり、家で映画を観たりでなんだかんだ充実した日々を送っております。

さて、今回はビジネス書『世界最高のチーム』を読んでみて”学んだこと””気づいたこと”について語ろうと思います。自分が意識してやっていたことではあったのですが、それをフレームワーク化したり言語化してくれていて、読みながら何度も「確かに!」となりました。

マネージャー向けの本ですが、そうでない人にとっても絶対にためになる本ですので是非読んでみてください。

■ 前提

おそらくこの記事では、「チーム」と「生産性」という言葉がよく出てくると思うので先にその2つの言葉を定義づけしておきます。

チーム ・・・ スポーツチーム(戦略的集団)
生産性 ・・・ 経営者(トップ)から見た評価

■ 最高のチームを作る上で一番重要な事

それは、「心理的安全性」が確保されている状態です。

心理的安全性 ・・・ 自分らしさを発揮しながら、チームに参画できる

この書を簡単に説明すると、心理的安全性を高めるためにどう行動すべきなのかが記されています。

ここで、1つの疑問、「なぜ心理的安全性が必要なのか?」
(回答)
昨今のビジネスは変化が激しいと言われており、そのような環境で成果を上げるには多様性に富んだ集合知が必要だからです。全員が同じオペレーションをこなして、無個性で働き続けても生産性は向上しませんよね。それぞれの役割を理解して、仕事をこなすことで成果は1人の時の何倍にも上がります。そのために、”多様性”=”個性”が生産性の高いチームには必要なのです。

■ 心理的安全性を高めるために最も必要な要素

個性を出しながらチームに溶け込んでパフォーマンスを発揮するとなったら1人の力では中々厳しいです。では、誰に協力してもらうのか。。。
それは、チームマネージャーです。”チームマネージャーの能力”=”チームの能力”と言っても過言ではありません。チームで成果が出ないのはマネージャーが悪いから、となってしまうほどマネージャーの存在は大きいです。(Google社内調査の分析結果より)

■ マネージャーの役割とは

上記で述べたように生産性の高いチームにするには、マネージャーの役割が非常に重要になってきます。役割は多岐にわたりますが、最も重要な役割は。”良いコーチであること”です。まず、これが土台となります。コーチングはティーチングと混同されやすいのですが、主体となる人が異なります。

コーチング  ・・・ ”される側”が主体
ティーチング ・・・ ”する側”が主体

マネージャーはメンバーに対して「あれやれ」や「これやっとけ」など命令してはいけません。メンバーたち自身に自分の仕事や役割を自己認識させることがコーチングの目的になります。自分が何をすればいいのか分からなくなる状態を完全に無くしていきます。マネージャーの役割はもちろんこれだけではありません。次の項目でもマネージャーの役割について少し触れます。

■ 心理的安全性を深堀る

心理的安全性を中心にお話ししてきましたが、抽象度が高く分かりずらいのでさらに深掘っていきましょう。改めて、心理的安全性とは個性を出して働くことです。個性を出して働くとは、どのようにすれば良いのでしょうか。

自己認識、自己開示、自己表現

上記の3つができることです。安心してなんでも言い合えるチームが心理的安全性が高いチームと言えます。つまりマネージャーの役割は上記3つをできる場を作っていくことにあります。

基本的には自己認識、自己開示、自己表現を実現するために色々な施策をしていくわけです。本書にはその方法が多く載っております。気になる方は是非ご購入を!(出版社の回し者ではないです)

■ 最後に

自分はこの本を読んで、自分がやってきたことが正しかったのか、間違っていたのか、答え合わせがやっとできたと感じました。自分は以前とあるNPO法人でセクション長をやっていた経験があるのですが、メンバー間の信頼関係がなにより重要だと思っていたので、信頼されるためにはまずは自分のことを知ってもらう必要があると思い、自己開示していました。それからメンバーも自己開示してくれるようになり信頼関係が構築されていき、何でも話せるようになりました。

また、生産性向上のためにメンバーと話し合って適材適所に入れて作業を分けていました。これは自己認識に該当しますね。自分の仕事、役割を理解してもらうことです。そして成果という形で自己表現をしてもらっていました。

これを読んでくださった皆さんも是非自分の組織で試してみてください。今より確実にチームの雰囲気が良くなることと思います。
自分が属する企業の上司もこうであってほしいと願います。(笑)

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