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【コロナと私の日常】 Day84

84日目 7月28日(水)

何度も何度も鳴るアラームの音でようやく起き上がる。一度の音で起きろとよく母には怒られるのだが、こればかりはどうも無理そうだ。

今日は朝から晩までインターン。食中毒や体調不良などがあったおかげで、久々の水曜出勤である。しかも今日は英語の授業をするという大きな山場があるので、なかなかしんどいのである。

半開きの重たい瞼を懸命にこじ開けながら身なりを整え、使い捨てのマスクをつけて、外に出る。午前だけの勤務の時より少しだけ朝が遅いのが救いである。少し前まで洗えるPITTAマスクを愛用していたのだが、最近どうも肌の調子が悪く、やたらと吹き出物ができる。考えた原因として、マスクを洗う際に使った洗剤がある。やはり洗剤を顔につけているようなものなので、皮膚によくないのだろう。マスクを洗剤で洗うのは金輪際やめよう。まあどのマスクをつけても、大抵1日中つけていれば蒸れてニキビはどうせ増えるけれど、せめて今だけはと使い捨てマスクを使用する。

使い捨てマスクの何が嫌かというと、でかいのだ。マスクが品薄だった時期に手に入れたマスクしかないものだから、大きめサイズとかしか売っておらず、渋々手に入れたそいつらはもうとんでもない大きさで顔面を支配しやがるのだ。本当に嫌だ。スマートじゃない。幸いにもちょうどいい大きさのマスクが数枚残っていたので、今はそれを使っている。自動でサイズを調整してくれるようなマスクがあったらいいのにね。近未来的。このご時世だし、近いうちに誰かがやってくれそうな気もする。

そんなこんなで山場を無事に乗り越え、ランチにまた350円の青椒肉絲弁当を食べ、18時過ぎに退社。帰り道にコンビニに寄ってFAXを送り、手紙を出し、アイスを買って帰宅。

家に帰った途端、どっと疲れが押し寄せる。あんなにやる気に満ち溢れていても、家につけばこの有様だ。社会人って本当にすごい。通勤すると、やっぱり「家」と「外」で完全に別物になってしまって、外から家に帰ってくると、もう何もやる気が起きないのだ。ここは働く場所ではないと体が認識してしまっている。受験生の生徒が、「家に帰ると何もやる気が起きない」と言っている意味が物凄くよくわかる今日この頃。わかる、わかるよ君のその苦悩。勉強しなきゃいけないのに、帰ってきてご飯食べてお風呂入ってスマホをいじったらもう寝る時間なんだもんね、わかるわかる。超わかる。

週3働いてこれなのだから、私はもう社会人にはなれないような気がする。一生働けない。だれか養って欲しい。ありがとう。山籠りしたい。

ああ。今日は、アイスが沁みる。

おやすみ。


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