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リンゴか仏か

コロナも私の日常3-89
89日目 7月1日(木)

いつの間にか7月になっている朝。もう正式に「社会人」として働き始めてから3ヶ月も経つなんて、早すぎてびびるすぎる。こうしてあっという間に40歳になって、いつの間にか老いて、スマホを片手に死んでいくのかなと思う。

昼ごはんにコンビニでカツサンドを買おうとしたら、消費期限の関係で販売期間が過ぎているので売れないなどと言われた。
でも消費期限は今日の13時までだったので、食べれるじゃないか。それでも食べますか?と言われたので「はい」と答えたら、タダでもらえた。え?タダでもらえた。すごい。こんな裏技があったんだね。私は食べたいし、店員さんは残飯を出したくないし、win-winな関係すぎる、世界ってこうあるべきだわ、うん。
ちょうどサラダもチョコも諦めきれなくて全部買おうという決断をして、ああ今日は高くついちゃうしデブだなと思っていたところだったんだ。400円くらい浮いた。なんというラッキー。ついてるな、最近のわたし。ありがとう自分。

朝から大雨でびちょぬれになり、ドクターマーチンを履いているのに靴下まで雨が染み込んで萎えていたけれど、そんなの些細なことだったなと思えるくらいにはこのコンビニラッキー事件でハッピーになれた。ポジティブな自分にバンザイ。

そんな感じで1日を過ごして帰宅する夜。唐突にどうでもいいことに想いを馳せる時がある。今日は、のど仏について考える。

そういえば、のど仏は英語でAdam’s appleである。由来は、神がリンゴを食べるなと言ったのにアダムが食べてしまったので、大きな罰として男はのど仏、女は乳房が出来たなどという神話からである。なんとも信じがたい話だけど、つまり英語では罰として神から与えられたリンゴがのど仏だと言うことだ。
一方で日本語ではのど仏。つまり仏である。由来は、火葬した後ののど仏の形が座禅を組んだ仏に見えるからだそう。へえ、初めて知った。しかものど仏って本来は首の後ろにある部分を言うらしい。初耳情報ばかりで笑ってまう。22年間何を学んできたんだ?

まあちょまてよ。英語では悪いもの的な感じでリンゴがあるのに対し、日本語ではなんだかご利益がありそうな仏である。なんだこの違いは。捉え方が違うってこう言うことなのかななんてことを思う。りんごか仏かなんて今電車の中で考えてる奴は日本中で私だけだと思う。うける。でも、なかなか興味深くない??
私にはのど仏はないけれど(たぶん?)、個人的にはこれからもアダムズアッポーではなくのど仏と叫び続けたい。なんかそっちの方が幸せになれる気がする。日本人もなかなか粋だなと改めて日本を好きになってみたりなどしている午後7時39分。

ああ。私って、幸せだな(笑)

おやすみ。

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