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【コロナと私の日常】 Day97

97日目 8月11日(火)

10時半ごろに起きるお盆の朝。

世間はもうお盆に入ったと言っていいのだろうか?21年生きているけど、いまだにお盆というものをよくわかっていない。厳密にいつからなの????#日本人とは。あのナスに箸を差して馬みたいにするやつも、全然よくわかってない。やったことない。

そんな感じで今日も順調に朝はやってくる。青木琴美の『カノジョは嘘を愛しすぎてる』という漫画を読む。音楽のお話だけれど、面白いのか、面白くないのかよくわからない。音楽業界ってこういうシビアな世界なんだなあと痛感。ランチに餃子を食べて、小説を読んで、ゴロゴロする。夕方ごろに説明会的なものを聞いて、またゴロゴロする。

アイスを食べようかなあと迷っているところに、友人から飲みの誘いを受ける。暇なので、赤羽まで飲みに行った。これがもうなんていうか、濃密な5時間だった。赤羽で初めて飲んだけれど、治安が悪くてめちゃめちゃ面白かった。

簡潔に言えば、飲み屋で飲んでいたところに、隣のいかつい団体の人たちの人数が増えすぎてこちらのテーブルまで占領し始めて、合コンみたいになって、よくわからない男と仲良くなった。彼の顔が無茶苦茶J.Y.Parkに似ていて笑ってしまった。もちろん本人に伝えて、ヤクとかやって鼻から吸ってそうだねと冗談で言うと、「いや俺鼻炎だから無理」と言われて、腹を抱えて笑った。バーテンをしているらしい。通りで、トークがうまくて面白い。どうやら彼はセックス依存症のやりちんのようだ。それでもいい奴で、普通に面白かった。飲み方の汚い隣の団体の彼らは、ほとんど歯医者の集まりらしい。ええ、、歯医者ってこんな感じなんだと少し幻滅。歯医者と結婚するのは絶対にやめようと決意した21の夏。

なぜか知らないけれど、私たちの分までお金を精算してくれていた歯医者たち。ありがとう、やっぱり歯医者いいかも。彼らがGReeeeNとかだったらそうしよう?いやそれはないな、やっぱり嫌だ。そうして無料赤羽飲みは成立したのであった。

少し飲み足りなかったので、コンビニで缶の酒を一本買って、駅前で飲む。今日の飲み代、200円です、ありがとう。キャッチのお兄さんに話かけられる。やけに若く見えたので歳を聞くと、16歳らしい。16歳?!世界って広い。びっくり。しかも早○田高校に通っていて、水泳で関東一位で、サッカーでも選抜に選ばれてるとかいう超エリートくんだった。あんた、なんでこんな時間にこんなことしてるん。何してるん。学校を辞めたいと言っていたけれど、せっかくだから高校だけは出ておいたら?と言っておいた。しかも母は29歳という驚き桃の木山椒の木。一個上兄もいて5人兄弟らしく、いや待ってつまり母12歳で出産、、、????私なんてその頃木登りしてたよ。世界って広い。舐めてたわ、日本。

彼は月100万くらい稼いでいるらしいと聞いて、社会人になるのがとても嫌になった午後11時。なんだろう、この虚無感。私もキャッチになろうかなと思ってしまうくらいには、絶望。一生ならないと思うけれど。

そんなこんなで帰宅。なんだか濃い1日だった。赤羽って、癖強いね。日本には、まだまだ得体の知れない人たちがたくさんいるのだと改めて実感。これからぜひもっと開拓していきたい。

ああ。今日は、世界の広さを知った。

おやすみ。


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