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PACの活動報告⑱自由の生きづらさ

Ⅰ.VUCAの時代と言われるけど、今まで予測可能な時代はあったのだろうか?

最低限文化的な生活が担保されている我が国日本。
だから、人生を自分の意志で自由に選択して……
という文脈で語られることがままありますね。

しかし、混ぜるな危険です。
選択の自由がある≠全て思い通りにいく

なんてたって、この世界は複雑怪奇なVUCAの時代なのですから。


VUCAとは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取った造語。あらゆるものを取り巻く環境が目まぐるしく変化し、将来の予測ができない状況を指します。

https://next.rikunabi.com/journal/20211014_t01/

そうおっしゃいますけど!?
逆に「思い通りの時代」なんてあったのですか!?

というのが若者の疑問です。

たぶん、ずっと昔から世界は複雑だったのですが
複雑なものを「つまりはこういうことね?」と
勝手に省略して単純に捉える人が増えたのではないでしょうか?

ではなんで、ポプテピピック(上記の画像)的な人が増えたのでしょうか?
勝手に検討してみたので、続きへGO。

Ⅱ.お前が始めた物語なのに、結末を他人に任せるのか?

偏差値の高い学校を卒業して
一流企業か公務員になって
結婚して、子供できて、車とマイホーム
老後は夫婦でゆったり年金生活

という今までのベターな人生ルートを歩まない人がたくさんでてきました。

YouTuberのような職業が日々生まれて
ミニマリストとかFIREみたいな価値観が生まれて

選択肢が選びたい放題のより取り見取り
人生の正解が多様化してきました。

そうなると困ったことに
「何を選んだら正解なのかわからない」
「そもそも問題ってなに?」

選択肢と要素が多くなりすぎて
パニック!パニック!
とりあえず(課題を無視して)前例踏襲でいこう!

「こういうことだろうから、大丈夫だろう」

その思考回路になると楽々のストレスフリー
精神衛生上は健康的やもしれません。
しかし、「VUCAの時代」に関する記事を読んでいると

あれ?
変化?
リカレント教育?
越境思考?
ライフシフト?
キャリアデザイン?

死ぬまでずっと「臨機応変に対応」を迫られてません?

VUCAの時代 計画や予測・予想しても
計画通りにいくことはほぼないでしょう。
「計画しても破綻するなら意味がない」という破滅的コスパ思考こそ
ポプテピピック(風刺画)の原因かもしれません。

「臨機応変」ができる人は
成功体験ではなく
たくさん計画して
するべき小さな失敗をたくさんして
危険を上手に回避できる人のことだ思っています。

コスパ重視の成功体験は
長い旅路のお供には
少々頼りなさがありますね。


Ⅲ.賢者は歴史に学ぶらしい

とはいってもですね
仕事もプライベートも忙しいし
勉強ばっかりしてられないわけです

なので
現在進行形で戦っている人に
「戦い方」を教えてもらいましょう。

リハビリの仕事に就いて20年
職業 理学療法士
趣味 理学療法士
恋人 理学療法士
というゴリゴリの一点突破スタイルから
あらゆる方向に全方位展開して今にいたる
廣瀬先生のリハビリセミナーを定期開催しています!

今はリハビリの専門知識のセミナーばかりですが
もっと仕事とかキャリアとか
そういうのもやっていきたいですねぇ……

Ⅳ.おまけ

Free(フリー、自由)の語源のprii(プリー)というゲルマン語。
「他の人と一緒にいることが幸せだ」という状態を指す言葉。

書籍:本質を見抜く力


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