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映画「傷だらけのふたり」原題:남자가 사랑할 때を観る
映画の内容には、ほぼ触れません
ぐたぐたと雑文です
Netflixの「寄生獣」2話途中で挫折しそうになり、気分を変えようと、タイトルとジャケット写真だけで決める
「竜二」(金子正次脚本・主演、川島透監督 1983年)を思い出す
随分古い記憶なので、内容もストーリーもあまり覚えてないが
ヤクザもん(ヤクザでは無い)が、惚れたオンナのために堅気を目指す
東映のヤクザ映画が廃れ、「竜二」以降、映画やテレビの定番のストーリーになった気がする
ただ、どの作品もまだ若いカッコいい俳優が意気がって演じていた感があり、あまり好きではなかった
この作品の主演の俳優、
言葉遣い、歩き方、髪型、センスの無い服装、セカンドバック等々、ガサツで稚拙なカッコ悪い中年像をしっかり演じきり、
そこに家族や関わるヒトへの優しさを自然に見せる演出も上手いと思う
展開も安心して観ていられる
車窓の風景から始まるファーストシーンも後半へ繋がる
変なテクニックを使った撮影で意味不明なシーンを作り出すこと無く、どのカットもしっかり人物を正面から捉えているに好感が持てる
今、邦画で敢えてこの設定を使う監督やこの役を演じる俳優はいるか
北野武の初期の作品がその空気感を持っていた気がするが、今はヤクザ抗争映画に落ち着いてしまった (アウトレイジはおもしろいんだけど、北野作品は「あの夏、 いちばん静かな海」が一番スキです)
中盤以降、間延びして少しキツくなったが、中年以上のヒトには染みる作品じゃないかな
まあ、いい時間を過ごせた、と、気楽に観れた作品でした
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