【ユンゲ・フライハイト紙】移民の費用: ハンブルク 2015年以来、およそ55億ユーロが移民のためにつかわれている

2019年12月20日

ハンブルク発: ハンザ自由都市ハンブルクは、2015年から2019年までに53.5億ユーロを難民申請者のために支出した。2015年においては、難民要求者の宿泊と扶養と統合のための支出は、なおもせいぜい7億3500万ユーロであったが、2016年には、その費用は14.7億ユーロに急激に上昇していたことが、ドイツのための選択肢の市議会会派による照会へのハンブルグ州政府の回答によって明らかになった。

また2017年と2018年にも、年間の支出額は10億ユーロ以上に達していた。2019年の6月末の時点でも、当該年度における支出は、すでに5億ユーロに達しており、まだ会計年度が終わっていない以上、さらなる費用が生じるであろう。州政府の分析によれば、年全体で8億ユーロの支出が見込まれている。

ドイツのための選択肢は「難民政策にかかる費用の狂気」を批判している。
さらに「直接的ないし間接的な移民関係の費用や投資の証拠を突きとめることはできない」、州政府の答えにはこのようにある。移民たちは、難民としての地位によって分配される提供物だけではなく、一般の給付も利用している。たとえば少年保護給付は国籍に関係なく財政的に補助されている。「だからこそ、挙げられた個人のデータから、個々の人間集団にかかっている費用を逆推理することは十分にはできないのである」。すべての費用を調査することができない以上は、実際上の全体額は、もっとかかっているのだ。

ハンブルクの市議会におけるドイツのための選択肢会派の長であるAlexander Wolfは、これによって「難民政策にかかる費用の狂気が証明された」と考えている。2015年以来の移民は、「歴史的にハンブルクの市民にとっても高い費用の原因となっている」。5年間で50億ユーロという値は、エルプフィルハーモニーの財政経費や「アフリカの多くの国々の国内総生産」に匹敵している、Wolfはこう批判する。「そのような天文学的な数字」をハンブルク市民は負担していて、「しかも彼らがそれを本当に望んでいるかどうかを一度も問われたことはないのである。それはいわば「底のない樽なのである」。

https://jungefreiheit.de/politik/deutschland/2019/hamburg-seit-2015-fast-fuenfeinhalb-milliarden-euro-fuer-asylbewerber/

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