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旅という「非日常」でのスペシャルな出会い

どこかに行ったとき、またその場所に行きたいなあと思うのは、ご飯が美味しかったからとか、あの世界遺産をもう一度見たいとかじゃなくて、誰かにまた会いたいなあという理由からだと、わたしはおもう。

普段、日常を生きてて道で突然誰かに話しかけたりすることはあんまりない。有名人に会ったときとかハンカチ拾ったとか、だけ。

でも、旅という「非日常」になるとそれは違う。出会う人とは”ワクワク”という共通点があって、仲良くなりやすい。「どこから来たの?」から始まって、自然と仲良くなれる、そういう瞬間がとても好き。

そんなこんなで今日は、ハノイのゲストハウスに泊まってブログを書いてる。ハノイ在住だけど、昼間歩いていたら新しくておしゃれなゲストハウスを発見したから、家に帰って歯ブラシだけ持って戻って来た。


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旅での出会いは、なんかずっと覚えていることが多い。


2年前、親友の梨香子とベトナムのダナンに卒業旅行に行った。

わたしたちは泊まったホテルで働く少年と仲良くなった。共通言語がなくて、翻訳機を駆使してたわいもない会話をして、最後にベトナム語でお手紙を書いてプレゼントした。


1年前、ベトナムに帰って来たときに社員旅行でダナンに行ったので、わたしはその少年に再会できた。


そして梨香子がハノイに遊びに来てくれたとき、彼はなんと、はるばるダナンから飛行機で1時間かけてハノイまで来てくれた。とんでもなく嬉しかった。

だって旅行の時に一緒にいれた時間なんて、合計で数時間だったのに。ハノイに来た彼は、1時間ほど私たちと話してまた飛行機に乗ってダナンへ帰って行った。何者なんだ。なんせ言葉があまり通じないので、真相はわからない。

そのくらい「非日常」での出会いって、濃くて貴重なものになると思う。


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浅草のゲストハウスで働いていた時に出会った人のことをふと、思い出した。

雨の日に、予約もせず突然来て、結局合計で1ヶ月くらい滞在していたアメリカ人のおじさん。毎日朝早く起きて、両国まで相撲を見に行っていた。会うたびに飴をくれるから、「大阪のおばちゃん」というあだ名をつけて呼んでいたら、だいぶ気に入ってくれたようで最後には自分でもそう名乗っていた。

元気かな。連絡先もわからないけど。


台湾人のワンちゃん。韓国人の男の子たち。イギリス人のリンさん。インド人みたいなホンジョーさん。キリがないけど、みんなみんな、元気かなあ。また、会いたいなあ。





2016.02 卒業旅行@Danang,Vietnam


晴れた日に、明るい写真を撮るのが好き。風景よりは人が入っている写真が好き。梨香子と旅すると、お互い写真を撮ってばっかりで前に進まないけど、好き。

はやくまた、梨香子に会いたいな。

22:35


いつも見てくださっている方、どうもありがとうございます!こうして繋がれる今の時代ってすごい