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人材不足の今、中小企業でもインターンを使った新卒採用に力を入れるべきか

日本パートナーCFO協会所属、ITコンサル×パートナーCFOのタナショーです!  この記事では、ベンチャー企業や中小企業の経営に役立つ情報を発信していきます。

人材不足の昨今、採用活動はどの会社も力を入れていると思いますがなかなか採用に至らない会社も多いですよね。
中小企業のほぼ多くは中途採用がメインだと思いますが、そんな中小企業が新卒採用に手を出すのはアリなのでしょうか?
「新卒採用したところで育成する余裕がない」という企業も多いのではないかと思います。

そんなデメリットも多い新卒採用ですが、昨今はインターンやアルバイトを活用することで効果的な新卒採用を行なっている企業もあります。
今回は新卒採用に手を出せない中小企業が、インターンを始めるべきかどうかのメリットデメリットをお伝えしていきたいと思います。


そもそもインターンとは何か。

ご存じの方も多いとは思いますが、インターンとは職業体験を意味する制度のことです。
学生が夏休みなどの時間に余裕のあるタイミングを使って、興味のある企業で働く体験を通じて、企業の業務内容や企業文化に触れることを目的としています。
インターン用のプログラムを用意することが多いですが、実際の職場体験や仕事を任せるタイプもあり様々です。
期間としても夏休み中の数日〜1ヶ月や、1年以上の長期的に実施をする場合もあります。
大手企業では夏季インターンなどを定期的に実施している企業も多いですが、最近ですと中小企業も実施するようになってきています。


インターンを通した新卒採用のメリットデメリット

この後の注意点でも触れますが、インターンは採用ではなく職業体験となります。実際の社員として雇うわけではありませんので、そこにはメリットやデメリットが存在します。今回はインターンを通した新卒採用の目線でメリットとデメリットをお伝えします。

まずメリットですが、下記が挙げられます。

・インターン生からするとその会社に必ず入社する必要もないので、やってみたい職業や業務を優先してインターン先を選択しやすい。企業としては魅力的なプログラムや職場体験を用意できれば知名度に関係なく応募してもらえる確率が高い。
・インターンを通して実際の仕事に従事してもらうことで、面接よりもインターン生の能力を見極めることができる。
・実際の職場を体験してもらうことで、自社への入社意欲が湧き内定自体が低減される。
・良くも悪くも期間限定のイベントであるため、お互いにメリットがない場合はインターン期間で関係性が解消できる。

デメリットとしては下記が挙げられるでしょう。

・プログラムを作る必要がある。
・就職経験のない学生がメインなので、どうしても育成的な観点での指導やコストがかかる。
・インターン期間の働き方に魅力を感じさせるために、インターン担当者だけではなく社員一同の献身的なフォローが必要な場合がある。



どうやってインターンを始めればいいか。注意点は何か

インターンのメリットデメリットをお伝えしましたが、中小企業の新卒採用という面で考えるとやはり「中途採用で応募がなかなか来ない企業が、新卒ではあるが優秀な人材を採用できることがメリット」だと思います。
タナショーはIT業界の人間ですが、即戦力となるような中途採用の人材は本当に希少です。知名度が低い会社だと、どんなに魅力的な報酬や職場を用意したとしても見向きもされない状況もあり得ます。そんな会社こそ、コストや手間はかかりますがインターンをする価値ありと考えます。

インターンを行う場合は、最近ですとインターンサイトを利用するのがおすすめでしょう。就活サイトや転職サイトなどよりも安価に利用できることが多いです。
注意点としては、繰り返しとなりますがインターンは採用ではなく職業体験であり、意味合い的にはアルバイトに近い雇用形態になります。
当然、新卒などの正社員とインターン生では責任の範囲も違うので取り扱いには注意が必要です。

「インターン生とはいえ社員の一員なのだから、用意したプログラムや業務には責任を持ってやり遂げてもらわないと困る」
「未来の社員候補なのだから、会社の成長のために精力的に尽くしてもらいたい」

こういう考えも間違いではありません。少ないながらも対価を払っている場合は、きちんとした責任を持って働いてもらうことは正しいことです。

ですが、インターン生にとってはあくまで「就職活動の一環として能力磨きをしたい」「別の志望企業があるので、業界の動きを知るためにインターンをしている」という理由から、正社員応募をしない場合も多くあります。

企業側とインターン生。お互い立場が違う同士なので気を付ける点は多いですが、採用をしたい企業にとってインターンは選択肢の一つになると思います。参考にしてみていただければと思います。

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