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SHIROBAKOと就活

こんにちは。
現在大学四年生(21卒)の雪墨です。
つい最近まで就活をしていました。

今回はその期間中最も見返したアニメである、SHIROBAKOをご紹介します。
ネタバレを極力少なくしている関係で少しあっさりした紹介になっています。

また、私の就活に影響を与えたものの一つなので、私の就活の感想も書こうと思います。

SHIROBAKOとは

シロバコとは映像業界で使われる白い箱に入ったビデオテープの事であり、ひとつの作品が完成した際に制作者が最初に手にする事ができる成果物である。

イラストや写真等で華やかに作られている販売用パッケージと比べれば、白い箱に入っただけのテープは地味かもしれない。

しかし、そこにはクリエイターの想いが詰まっている。

ストーリー|TVアニメ「SHIROBAKO」公式サイトhttp://shirobako-anime.com/story/index.html 

上記の文は全て公式サイトからの引用です。
SHIROBAKOというタイトルに込めた想いが伝わってきます。

SHIROBAKOのあらすじ

清濁あわせのむアニメーション業界の日常、実情、実態を時に柔らかく時に厳しく、赤裸々に描いたテレビアニメーション作品『SHIROBAKO』。

クリエイティブな仕事ゆえに起こる葛藤や挫折、集団で作るからこそ起こる結束や衝突。
生み出す苦しみ、万策尽きたスケジュール、その先にある何ものにも代え難い解放と充足、からの突きつけられる理想と現実のギャップに傷ついたり、絶望したり……。
しかし自分たちの想い描く夢を実現するため、そして昨日の自分よりも少しでも前に進むために、アニメーション制作に真正面から向き合う魅力的なキャラクターたちの姿、そしてそのキャラクターたちが織り成す群像劇。
劇場版『SHIROBAKO』
http://shirobako-movie.com/introstory/


アニメのリアルな製作過程
アニメ制作に関わる様々な役割、人
製作陣の悩みや葛藤、アニメ制作への想い
等々、本当にリアルに描かれている作品です。

働く人ならではの名言の数々、
仕事、アニメ制作に向き合う姿勢等から、
就活生の私は何度も学び、考えさせられました。

また、このアニメを見た後から、アニメやドラマのスタッフロールを最後まで見るようになりました。

アニメの製作現場はブラックだとよく言われます。
長時間労働、少ない給与、福利厚生…
では、なぜ彼ら(登場人物)はアニメを作り続けるのでしょうか?

是非SHIROBAKOから自分なりの答えを探してみてください。

私の就活について

「企業選びの軸を教えてください」

よく面接で聞かれるワードです。

成長できる環境、社会貢献、安定した基盤、裁量が大きい会社、将来性、働く人の良さ、福利厚生…

多くの人は上記の内容を答えます。
しかし、これらの奥にある真意は殆どの人が共通しているのではないかと私は考えます。
稼ぎ、生きていくため。家族を養うため。

そして、中でもより良い条件の企業を選び、入社を決断します。

学生が企業選びで重視する点 1位は10年連続「将来性がある」 | ヒューマンキャピタル Online
https://project.nikkeibp.co.jp/atclhco/061600023/013000033/

私が就活中に関わった就活生のパターンは大きく3通りありました。
①安定した優良企業で働きたい人
②どの優良企業も潰れる可能性があると考え、個のスキルを高めることで安定を手に入れようとする人
③夢を追う人

①が一番多く、③が一番少ないのではないでしょうか。(どれが良い悪いという話ではなく)

私は②の人でした。
転職の思考法を読み、企業や身に付くスキルの将来性、自分の得意なこと、やりたいことを総合的に考慮し、一社に決めました。

ここでもう一つ定番の面接質問
「この会社で働くことで世の中に何を提供したいのか」

新卒就活生の中で何割が嘘偽りなくこの問いに答えられるでしょうか。

私は会社説明会で心に残ったフレーズを使って答えていました。
つまり、自分ではなく、会社起点の回答です。
同じように答えた人も多いのではないでしょうか?

ここまでで分かるように、純粋に夢を追いかけ、自分の安定や待遇など省みず、自分が社会にどのような影響を与えたいかを考えている人は殆ど存在しないでしょう。

純粋に夢を追うことにはそれだけの覚悟が必要です。そして、覚悟を決めて夢を追う人の立ち振る舞いはそのままアニメ化できるほどドラマチックで、人を惹きつけるものがあります。

だからと言って、就活生は全員夢を追うべきとは思いません。

働き始めれば恐らく夢や目標が後付けされると思います。
OB訪問した多くの社会人の方々からそう感じました。

つまり、自分が夢を選ぶのではなく、自分が環境に左右され、納得できる夢が後付けされる事が多いように思います。聞こえは良くありませんが、心配せずとも全力で目の前のことに取り組むことで、何か使命のようなものが見えてくることがあるという点で安心して良いのかもしれません。

とはいえ、まだ学生(②の人)である私は時々夢を追う人に憧れます。
私もアニメが好きですが、どうしても将来に不安が残り、アニメ制作会社に入ろうと決断することはできませんでした。

夢追い人を諦めた就活生

私は自分の純粋な夢
○○のような作品を作りたい!
有名なアニメ監督になって○○賞を取りたい!
等を諦めてしまいました。

理由は先程の通り、待遇や給与、労働時間、将来性に不安を感じたからです。

では、私の決断はどうしたか。
夢追い人への憧れや尊敬が抜けきれない私は、様々な分野の夢追い人を支援できる仕事を選びました。いわゆるコンサルティング業務です。

なぜコンサルが夢追い人への支援へつながると考えたのかは、Vtuberに関する記事に書く予定です。

このnoteは私の趣味の延長ですが、ごくごく一部、アニメを制作している方や、今後書く予定のVtuberの応援をしたいという気持ちが込められています。

私のnoteを見て、アニメ等に興味を持ったり、紹介したものを実際に見ようと思ってくださる人がいれば、これほど嬉しいことはありません。

アニメを見た際には感想等、コメントして頂けると大変喜びます。

記事を最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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