ヤメ田

40代:シゴヤメ中なのでそおっと息を潜めて暮らしています。 noteやブログを少しずつ…

ヤメ田

40代:シゴヤメ中なのでそおっと息を潜めて暮らしています。 noteやブログを少しずつ始めて、続けられるといいなと 思っています。※このサイトはAmazonアソシエイト・プログラムの参加者です。 |日々の愛用品などのブログ → https://shigoyame458.com/

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痺れるような読書体験を|『月ぬ走いや、馬ぬ走い』豊永浩平|

 鮮やかなレモンイエローに細胞が噴き出したような字体の美しい表紙に心奪われてはいたものの、Kindle本を購入した。  『月ぬ走いや、馬ぬ走い』は2024年群像新人文学賞の受賞作品だ。本の帯に書いてある短い内容や受賞の際の著者へのインタビューを読んだので、沖縄の歴史が書かれている小説だということがわかった。 ※この記事にはプロモーションを含みます。  14編の「沖縄の夏」の話、時の流れが交錯し、時代を遡り、また戻り、繰り返し知らない世界を覗く。そこにはいつも亜熱帯の湿気

    • ここに書かれていることは2000年以上前の話|『完全版 ローマ人への質問』塩野七生

       私がローマの歴史についての本を読むなんて。人は変わるものです。  振り返れば高校の社会科の選択授業では「覚えることが少なそう」という理由で「地理」「政治経済・倫理」の二つを選択をしていました。「日本史」「世界史」なんて絶対覚えられない、とテスト嫌いな私は怯えていたのです。特に世界史って、偏見ですがヨーロッパの歴史を呪文のように覚えるイメージがあったのです。○○家とか○○何世とか○○戦争を延々と覚えるイメージ。なので古代ローマもギリシアも中世もよく分かっていませんでした。

      • こんなかっこいい未来、ありかも。|『14歳からの文楽のすゝめ』竹本織太夫|

        「文楽」を見に行ったことはありますか? 私は、まだないです。 人形劇で、人形遣いの人がいて、読み上げる人がいて、三味線で、というなんとなくの感じだけ知ってはいるのですが、「じゃあ見に行こうか」となったことがない。 ※この記事にはプロモーションを含みます。 『文楽のすゝめ』竹本織太夫著 こんな素敵な表紙の本を見つけたので、私と同じように文楽をなんとなく知っているだけで未経験の方は是非読んでみてください。表紙のフォント、デザイン、本の形、めちゃくちゃかっこいいですよね。

        • 夏の夜、自由とその様式の美しさを抱きしめて眠りたい|江國香織『間宮兄弟』

           こんなにも愛おしい小説に出会えたことが嬉しくて、シーツと一緒に抱きしめて眠りたいと思った。  まだ夏休みが始まる前の7月、図書館で江國香織さんの本を探していたら、目的の本が貸し出し中だった。もうどの本を借りようとしていたのか、今では忘れてしまった。江國さんのコーナーに並んでいる本の中で面白いタイトルがあったので手に取ると、表紙がすごく気に入ったので借りてみることにした。表紙が素敵な本が好きだ。 『間宮兄弟』  1ページ目から溢れんばかりに夏の空気が満タンで、酷暑の現在

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        痺れるような読書体験を|『月ぬ走いや、馬ぬ走い』豊永浩平|

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          図書館で借りた本|2024年7月

          4冊くらいにしようと思っていたけどつい借りてしまいました。 『間宮兄弟』だけ全部読んだのですが、もう全部が大好きでとても嬉しい。ちょうどお話も夏から始まるので、それもとても嬉しかったです。 実は江國さんの他の本を借りようとしていたけど、ちょうど貸し出し中だったので、内容も知らず、表紙が素敵だった間宮兄弟を借りました。そういう偶然があるのもなんだかいいな。 図書館、ありがとうございます。 あんこの本は、錚々たる作家が名を連ねていて読み応えたっぷり。ああ、どら焼きが食べたくな

          図書館で借りた本|2024年7月

          世界の見方を練習してみる:「真昼なのに昏い部屋」江國香織|Audibleでも

          ※この記事にはプロモーションを含みます。 「真昼なのに昏い部屋」江國香織  この小説は何人かの男女が登場し、その人たちの様子を上から双眼鏡で覗いているような視点で(全知視点と言うのでしょうか?)書かれています。 具体的には全ての人物に対して 「その時○○さんはこう思いました。」 というような書き方です。全て「です・ます調」で書かれていて、読み始めからどこか童話のような印象を持ちました。  小説、特に恋愛が出てくるお話においては当たり前のことですが、各自の主観や行動と

          世界の見方を練習してみる:「真昼なのに昏い部屋」江國香織|Audibleでも

          ガツン、とフルーツオレをコンビニで:エガちゃん発案のアイスは中年の漢方薬だった|シゴヤメ主婦の日noteに綴る日々

           個人ブログをやっていて、ブログにも書いてしまったにも関わらず、買うまでのいきさつもダラダラとnoteにも書いておきたかったのでもう一回書きます。note、いいですね。  6月に新発売の「ガツン、とフルーツオレ」。発売を知っていて買いに行ったわけではなく、たまたま近所のコンビニに用事のついでに寄ったら置いてありました。すぐにこのアイスに決めたわけではなくて、最初は「7プレミアム白くま」の「きなこわらび餅」に興味津々だったんです。白くまがちょうど冷凍ボックスの中央あたりに置い

          ガツン、とフルーツオレをコンビニで:エガちゃん発案のアイスは中年の漢方薬だった|シゴヤメ主婦の日noteに綴る日々

          物語をどうぞ|オリエントの語り部ラフィク・シャミの世界『空飛ぶ木』|

          【この記事にはプロモーションが含まれます】  小さい頃、私は「物語」が好きだった。自分がいる場所ではない世界のお話のことを「物語」というのだろうとなんとなく思っていた。違う世界のお話が大好きだった。  そして小学校高学年を超えると、私は「物語」を読まなくなった。40代の今になるまでずっと。私は「現実の世界のお話を生きる」のに精一杯で、ロックに心を奪われ、映画に夢中になり、スポーツを楽しみ、受験勉強、資格の勉強、恋愛や結婚、仕事に必死になり、「違う世界」のことを考えてももう

          物語をどうぞ|オリエントの語り部ラフィク・シャミの世界『空飛ぶ木』|

          uni-ball signo:私の筆記を支えてくれるのはシグノ0.38。美しいものはかっこいい

          私の文房具「好き」はこれぐらい  文房具をたくさん集めたり、色々比較して調べたりすることは無いので自分のことを文房具好きとは思っていない。SNSなどで文房具店や文房具好きの方の色々な情報を見るのは楽しい。でも自分は片付けが苦手だし、年をとってくると食べ物以外のものをあまり買わなくなってきたので、新しい文房具を買うことも少なくなってきた。それでも文房具屋さんは昔からワクワクする場所だったし、このペンいいなと思えるものに出会うと喜んでしまう。私の「好き」はそのぐらいの感じ。

          uni-ball signo:私の筆記を支えてくれるのはシグノ0.38。美しいものはかっこいい

          結露しない:夏のグラスにはダイソーのコースター

          午前中は雨降りだったのでしっとりしています。 まさにくるりの「ばらの花」。ジンジャーエールこんな味だったっけな。 暑くなるとジンジャーエールだけじゃなく、色んな冷たいものを飲みたくなります。 私はよくラジオを聞きながら、水出し緑茶やアイスコーヒーをパソコン作業のお供にしています。 そして度々コップにつく水滴に「あーもう」と怒りまでもいかない、悩みでもなく、イラつきでもなく、ただただ小さく心の中でフワっと「もー」っと思っていました。 水滴自体は別に嫌ではない。 「水滴が落

          結露しない:夏のグラスにはダイソーのコースター

          キンキンの水出し緑茶

          湿気が出てきたら美味しくなるもの。 前の晩から冷蔵庫でキンキンに冷やした水出し緑茶。 もし冬にこんなものを飲んだらお腹が冷えるを通り越して病気になるかもしれない。冷え性なので。 もちろん梅雨や真夏も冷たい飲み物はお腹にひびく。 飲み過ぎは体調が悪くなる。 でも、寝起きの一杯目にこのキンキンの水出し緑茶は最高だ。 寝起きにはまずお白湯を飲むことが身体によいとされている話をもちろん知っているし、絶対にそうだろうと思っている。 しかし「三国志」(漫画の方です)でも「古代において

          キンキンの水出し緑茶

          はじめてのnote|シゴヤメさんの自己紹介

           はじめまして。 現在お勤めをやめている40代シゴヤメ中のヤメ田と申します。今は息を潜めてそおーっと生きています。この期間を利用してブログやnoteを始めてみたので、今後も続けていけたらなと思っています。ブログと違って文字を思いのままにベタベタ入力できるnoteはやっぱり心地よくていいなと思いました。  最近読書をまた始めることができたので、noteに自分が読んだ本について書いていきます。amazonにあるものについてはリンクを載せておりますのですみませんがご了承くださいま

          はじめてのnote|シゴヤメさんの自己紹介