初日の出へのお礼参り16回目
初日の出を拝みはじめて17年。
2006年の大晦日、友人と飲みに繰り出した勢いで見に行ったのが始まりでした。
夜中、江ノ島電鉄に乗って海岸沿いの「鎌倉高校前」へ。
電車が終わり、夜が明けるまで寒風吹きすさぶホームでひたすら待つ。
やっと太陽が出てきたとき、思わず拝んでしまいました。
そのときの感動が忘れられず、
以来、場所を変えながらも
「初日の出詣で」
を続けています。
いわば
「お礼参り」
何を祈るわけでもなく、
ひたすら無心で手を合わせる。
自然と
「おかげさまで今年も初日の出を拝むことができました」
という感謝の気持ちが湧いてくる。
心が洗われるよう。
こうして1年をスタートするのが恒例行事となっています。
。.:・°+.。.:・°
思えば、いろいろな初日の出との出会いがありました。
部屋からゆったり見たくて、千葉の房総半島にある海沿いホテルに泊まったときは、角度がギリギリ。
かろうじて見ることができて、安堵しました。
再び鎌倉方面。
夜中のうちに車で向かって車内で待機し、日の出前に湘南の海に出て拝んだのがこちら。
海面に黒い粒が見えるの、わかりますかね。
これ、サーファーです。
好きな人は、寒くない。
いや、苦にならない。
やりたい気持ち、何かわかる。
すっかり日が昇り、家に帰ろうと海岸沿いの国道を東に走り出すと、大勢の人が路肩から西の方を見ています。
振り返ると、なんと初日の出を浴びた富士山が。
こんな風景にも出会いました。
ビルの谷間から顔を出す初日の出も、悪くない。
エネルギーを感じます。
この時間が好き。
顔を出す直前。
これが、こう。
中には、こんな年もあります。
太陽のあたりだけ雲が厚く、姿を拝めない。
でも、確かに雲の向こう側にいらっしゃる。
このように、
完全に日の出が雲で見られなかったのは
16年で3回ですね。
幸い首都圏は荒天がほぼなく
8割方は見ることができて
ありがたいことです。
そして今年。
日の出前は、太陽の出る位置にだけ雲がありました。
やがて、まばゆい光で雲が見えなくなって、素晴らしい光景に。
川の水面も、このセレモニーを静かに見守っているかのようです。
。.:・°+.。.:・°
年1回きりの初日の出。
見られない年もあれば、
見事に拝める年もある。
表情はいろいろですが、
今年も、陽はまた昇る。
気分が落ち気味だったり
体調がイマイチだったり
よくないことがあっても
陽を浴びれば元気になる。
そんなお天道様に
今年も感謝して。
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