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司書がおすすめの絵本・児童書をただ語る『いばらの髪のノラ』


【あらすじ】


昔、人間と魔女は一緒に地上に住んでいたが、人間は火の神「神炉(じんろ)」を飼い始め魔女を追い払った。
魔女たちは地上を離れ、自分たちの住む土地を空中に浮かせ、雲で隠して人間から見つからないようにした。
ノラは空中に住む魔女だが魔法がうまく制御ができず、驚くと勝手に魔法が発動してしまう。
また母がノラを産んだ直後に亡くなったため、姉たちからやや疎まれている。
そのためノラは「ちゃんとした魔女になれば姉たちから認められる」という思いが強く、
“地上にある「黄金の心臓」を手に入れた魔女はあやまつことなく魔法を行使できる”という伝承を信じ、ある日家出して地上へと降りる。

【レビュー】

魔女の住む空中都市はラピュタ、神炉は巨神兵
を思わせたり、
途中から獣人も出てきたりと、
“どこかで見た設定”が結構ある。
あと、1つの巻の中で次から次にいろんなことが起こって
かなり目まぐるしい感じ。

とはいえ、
ノラの行く末が気になり
ドキドキしながら読み進められる。
3巻まで刊行予定が立っているので
楽しみ。

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