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ポール·ケアホルム展

訳あってアップできていなかった展覧会シリーズ。


一昨年から
ジャン・プルーヴェやフィン・ユールなど、椅子の展覧会を多く観ているけど、
この3月に『椅子をめぐる20世紀のデザイン展』を観て以降、
椅子に対する自分の理解度がぐっと上がった。

重さを支える構造、使われている素材、
引き継がれている伝統、その一方のオリジナリティ。
見るべきポイントがわかって、楽しい。


卒業制作だったという、PK25=通称エレメントチェア(現物は撮影不可のためハガキを撮影)。
どシンプルで、しびれる。

金属板に切れ込みを入れて持ち上げるこの構造、
どこかで見たな、と思ったけど
七夕飾りだ(笑)


PK4。

これのスチールを木材に置き換えた、組立式ラウンジチェアが
機織り機に見えたりもした(笑)
シンプルだから構造がわかりやすく
それゆえに
こんなシンプルな作りで座り心地がいいのが不思議。

他の家具もシンプルで、
テーブルは大理石が美しさが前面に出ている。


こういう展覧会ではお馴染み、
実際に座れるコーナー。
今回はパナソニック汐留ミュージアムが誇るルオーの作品を観ながら座れるのが面白い。

接合部は赤。かわいい。

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