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リケジョというカテゴリー


こんにちは、おゆ先生です。
ドタバタしていてなかなか文章を書けていませんでした。すみません。
とはいえ、気になる記事をいくつか見つけていて、その中からひとつピックアップしました。今日はこちら。


たしかに少ないのが現状です

社会は理系女子を増やそうとしているみたいですが、全然増えませんね。別に増えれば良いというわけではありませんが、「理系に進みたいのに進めない」という児童・生徒さんをなんとかしたいなぁとは思います。もちろん男女問わず。

なぜ少ないのか?

調査したわけではないので肌感でしかないのですが、子供の頃の身近な大人たち(=両親や祖父母、先生など)の影響が一番大きいかと思います。
「女の子はおままごと!男の子は戦隊モノ!」のように性別で遊びを決められて、視野を狭くしてしまい、興味を持つ方向性を決められてしまった感じです。
やはり、幼少期に面白いと思ってのめり込んだものの延長線上に進路選択がありますから。

知識の無さと理解の無さ

例えば女子中学生が「自動車の勉強をしたい!」と親御さんや先生に言ったとしましょう。自動車は身近で便利なものなので、興味を持ってもおかしくないですよね。ここで大人たちがどう反応するかでこの女子中学生の進路が変わります。
「いいね!自動車を仕組みを学びたいなら機械系、デザインしたいなら美術系、走りやすい道を考えたいなら土木系かな!最近は通信制御も大事だから情報系も調べてみよう!」と、言えるくらいの知識を持っている大人はどれくらいいるのでしょう?自動車に関わる分野は多岐にわたります。幅広い視野を与えられるかがカギです。
逆に、「え?女の子なのに自動車?」と反応する大人たちが多いのではないかなと思います。固定観念や自分の常識を押し付けていて、女子中学生の個性や興味など全く無視しています。下手をすると「君のためを思って言ってるんだよ」とか言っちゃうこともあるでしょう。あー怖い怖い。

大人たちのせいでは?

女の子だからという理由で作り上げられた環境の中にしかいなかったら、理系は選びにくいと思います。理系女子を増やすためにはこの環境を変える必要があって、リケジョを増やしたい!と考えている人がアプローチすべきは児童・生徒さんではなく、親御さんや先生です。あとはテレビなどのメディアもかな。

もちろん企業の大人たちも

おそらくですが、親御さんたちの中に「理系の仕事をしていた時に女だからと損をした」という経験がある方もいるかもしれません。その経験を元に「だからやめとけ」と言いたくなるのもわからなくはないのですが、それだけで進路を閉ざすのはおかしな話で、悪いのはその企業の大人たちです。児童・生徒さんとは何も関係のない人たちです。
今でも企業にそういう人はいると思います。これは女の仕事だとか、昇進は男が先だとか、女には出張土産のお菓子をあげようとか。いつまでやってるのでしょうね。

きっと男子も肩身が狭い

男だから女だからという発想がだいぶ減ってきたとはいえ、まだまだ嫌な思いをしている人は多いと思います。女性が多い職場の男性も肩身が狭いかもしれません。「男だから力仕事よろしく!」とかね。断ったら「男のくせに…」とか言われちゃうんですよ。

性別は自分で選べないのに

選べないカテゴリーで、あーだこーだ言われても困りますよね。そうしないと社会がうまく回らない世の中ではありません。普通はこう、と言われても、普通って何?普通じゃないといけない理由は?うーん、よくわかりません。
リケジョというカテゴリーの人を増やそうとしている理由もよくわかりません。男女のバランスをとりたいなら、例えば看護師や保育士などを目指す男子も増やそうという動きがあってもよさそうですが。

どう生きるか

女であれ男であれ、自分の道は自分で決めましょう。親御さんにやめとけと言われた、先生にオススメしないと言われた、という理由で別の道を探すのは時期尚早です。自分が納得・満足するまでやってみましょう。それは数週間かもしれないし、数十年かもしれません。人生一度きりですから。



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