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梅雨時のすすめ。ショパンとショコラショー(ホットチョコレート)。

早くも梅雨入り 。ですが、あえてあったかくてスパイシーな飲み物の話です。でも意外と、カカオとスパイスは気分転換によさそうだし、じめじめな気分でひきこもってる時にショパンも良いかもしれな。

1.ショパンって誰だっけ。

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画像引用元
Wikipedia

本名フレデリック・ショパン。211年前にポーランドに生まれる。モーツァルト並みの才能を持っていて、ピアノの表現を追求した人。別名ピアノの詩人。繊細で病弱で甘党。39歳で逝去。

名曲がありすぎて、どれを代表曲といったらいいかわからない。

雨の日に、ショコラショー片手にショパンを聴き、アンニュイに浸りきっても、それはそれでこの時期を楽しめそうだ。

2. ショパンが毎日飲んでたショコラショーってなあに?

体の弱いショパンが、毎朝飲んでいたといわれるのが、ショコラショー。
チョコレート、ミルク、砂糖、スパイスを混ぜた飲み物。わりと身近な材料で作られているし美味しそう。ただ、200年以上前の話。今食べてるチョコレートやお店で飲むショコラショーとは全くの別物かもしれない。
そもそもチョコレート4,000年の歴史の大半、チョコレートは液状のものだった。そしてお菓子というより、もともとはお薬や滋養強壮に近いもので、飲みやすくするために色々な工夫がされてきた。その中のひとつがショコラショー。専用のポットまである。当時の位置づけとしては、滋養強壮ドリンクの方が近かったのかもしれない。病気がちのショパンが飲んでたって聞くと、なおさら納得する。

3. ショパン的ショコラショーの作り方(19世紀に思いをはせてお上品に作るなら)

ショコラティエール(※)を使って本格ショコラ・ショーを作るには。

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①湯煎でゆっくりチョコレートを溶かす。
②温めた牛乳を①に加え、ヘラでよくかきまぜる。
③沸騰したらすぐに火を止め、ショコラティエールに移す。
④③に砂糖、ヴァニラ、お好みでシナモン、クローブを加え、よく混ぜる。常温で一晩置く。
⑤翌日、ショコラティエールごと湯煎にかけて熱くする。湯煎から取り出し、moulinet(moussoir/フタから出ている木の棒。先端がギザギザになっている)を両手の平で回転させてショコラを泡立たせれば、出来上がり。

レシピ引用元 食べ物中心。パリ生活。
画像引用元 チョコレート大辞典


※ショコラティエール:ショコラショー専用のやかん。(ショコラティエールってショコラティエの女性形と同じ呼び名。でもこちらは道具を指す。)


いやそこまではちょっとな方には、こちら。現代版ショコラショーの作り方。好きなスパイスを入れたり、アレンジも楽しめそう。



そして、ショパンはここにスミレの砂糖漬けをいれて飲んでいたそうだ。ショパンはお花も好きだった。ちなみに毎朝作ってくれたのは恋人のジョルジュ・サンドさん。リア充。

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画像引用元
デメルオンライン

ショパン風にスミレの砂糖漬けを、と探したらなかなか売っていない。
デメルというオーストリアのお菓子屋さんのものが定番のようだけど、今は販売されてないよう。Amazonでも売っているけど高級。ちなみに現地デメルのサイトでは12,50€=約1,650円(1€132円計算)、日本のデメルでも販売時は3,000円しないくらいだったようなので……

スミレの花が手に入る方は自作もあり!です!しかも簡単で日持ちもするとな。クリスタリゼの作り方。

か、可愛すぎる…他のお菓子にも色々使えそう。

4.ショコラショー飲むなら


一番簡単にショコラショーを楽しむなら、お店で頂けばいい!ということで、色々なタイプのショコラショーがあるが、とろりと濃厚なショコラショーが飲めるお店をご紹介する。

ダウンロード

画像引用元
ダンデライオン・チョコレート


ダンデライオン・チョコレートのハウスホットチョコレート。行けない方にはオンラインショップのホットチョコレートミックスをどうぞ。
(接客が心地良いお店。それも込みでぜひお店で体験してみて欲しい。)


まとめ.


病弱だったショパンが愛飲していたショコラショーは、滋養強壮ドリンクでもあった。現代はカカオの栄養価と考えると色々あるので、栄養というよりカカオやスパイスの香りでリラックスしたり、温かい飲み物として、この時期取り入れても面白いと思う。ショパンでも聴きながら。

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