デストラーデ

ほぼ日記です。

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記事一覧

暇と退屈の倫理学

を少し読んだ。ほんの少しだけ。 この本のことは以前から知っていた。 ただ、その帯には『東大・京大で1番読まれた本』と書かれていることもあり、背伸びしていると思われ…

デストラーデ
5か月前
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220329 家がない

僕には今家がない。 この4月から僕は東京で社会人になる。 しかし会社の寮に入れるのは、3月31日かららしい。 なので、それまではビジネスホテルに泊まっている。 このホ…

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220316 ちょっと前に見た夢①

『おいおいデストラーデ様ヨォ、威勢が良かったのは最初だけか~?』 うるさい!!!貴様らみたいな外道には屈さん!! それよりも拘束をほどけ!!! 『何がデストラーデ…

220315 飛行機

飛行機は僕にとって文化的な時間だ。 強制的にインターネットから隔離され、体は固定され、 できることは本を読むことか、映画をみることくらい。 こういうデトックスタ…

220314 末森

僕は半袖を着ない。 どれだけ暑い夏場でも、ワイシャツを着ている。 これは僕が中学生の頃からの習慣だ。 僕は当時からマイルールに縛られる人間だった。 誰に言われたわ…

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220313 ふか河

大学の近くにふか河という食堂がある。 北大通りの一本外れたところにある、こじんまりとした店だ。 20種類ほどの定食が常時提供され、日替わりメニューも豊富だ。 僕は足…

220312 他人の気持ち・考えへの理解

他人の気持ちへの理解について僕は他人の気持ちがわからない。 というか、わかるわけがないと思っている。 他人の気持ちがわかるとは、自身が相手の立場であったらどの様な…

220311 エチゼンクラゲとあたし

ある瀬戸内海の小さな島の漁港。 島一番の美人の舞は漁師の祖父と2人で暮らしていた。 ちょうどその夏は、エチゼンクラゲが大量発生していた。 漁に出ても、網にかかるの…

220310 些細なきっかけ

僕は地元でナンシーと呼ばれている。 全く本名と関連性がないのだが、中学高校の同級生にはほとんどそれで通っている。 それは中学1年の春、英語の授業の後だった。 初め…

220309 溺れた経験

うどんが好きだ。 特に柔らかいうどんが好きだ。 昔からデストラーデ家では関西風の柔らかいうどんが食卓に上がっていた。 確か小学校低学年の頃、僕は母方の祖母に連れら…

220308 十勝無敗

札幌のある居酒屋で、十勝無敗という焼酎を飲んだことがある。 北海道の十勝地方で作られた麦焼酎らしい。 『この焼酎、"ジュッショウ"ムハイですかね?』 先輩『??"…

220307 だらしない

僕はだらしない。 外面は一時的に良く振る舞えるのだが、深く付き合うと皆、僕のだらしなさに辟易しだす。 しかもタチの悪いのが、外面の外側に隠れ蓑的なだらしなさをまと…

220306 うるせぇ口だな、塞いでやるよ

口テープを買った。 口テープとは、鼻呼吸を促すために入眠時に唇に貼るテープのことだ。 最近、部屋の乾燥もあってか、朝起きた時に喉がカラカラになっている。 若干鼻が…

220305 ○○ポリス

関西弁ポリスという言葉をご存知だろうか? おそらく知らないだろう。僕の造語だから。 関西弁ポリスとは、関西出身者で構成される有志の集まりで、 非関西出身者による『…

220304 大学生活で最も無駄な時間

僕の通っている大学は、自然豊かなキャンパスが有名だ。 毎年秋には、キャンパス中の木々が紅葉に染まり、 イチョウ並木やポプラ並木には観光客が押し寄せている。 大学4…

220303 2丁目のオモロ

『オセロで言ったら〇〇やで~~』 『(救急車が来て、)お前、迎えに来たで~~』 『▲▲が約1名いますが...』 これらのオモロ(ユーモア)を耳にしたことはあるだろうか?…

暇と退屈の倫理学

を少し読んだ。ほんの少しだけ。 この本のことは以前から知っていた。 ただ、その帯には『東大・京大で1番読まれた本』と書かれていることもあり、背伸びしていると思われることを恐れている僕には、レジにその本を運ぶ気概がなかった。 ただ、最近になって、オモコロ編集長の原宿さんが、YouTube動画内で紹介していることを知り、勇気を持って読んでみることにした。僕は原宿さんを全面的に信頼している。 早速、本の内容に触れたいのだが、反芻動物の僕には、イカンセン中身がまだまだ消化しきれ

220329 家がない

僕には今家がない。 この4月から僕は東京で社会人になる。 しかし会社の寮に入れるのは、3月31日かららしい。 なので、それまではビジネスホテルに泊まっている。 このホテルは東京にやってきた3月26日に予約をし、3月27日から宿泊している。 3月26日、僕は弱っていた。 見ず知らずの土地で1人、帰る家もない。 漠然とした恐怖と不安感に押しつぶされ、しかし弱音を上げることもできず居た。 ホテルを取らなければならない。 都会であり、かつ直前の予約ということもあり、どこのホテ

220316 ちょっと前に見た夢①

『おいおいデストラーデ様ヨォ、威勢が良かったのは最初だけか~?』 うるさい!!!貴様らみたいな外道には屈さん!! それよりも拘束をほどけ!!! 『何がデストラーデだぁ? お前は所詮、温室育ちの本土の人間だ。 俺たちの城に忍び込もうなんてお門違いなんだよ。』 クソッ、なんだ!何をする!! やめろ、そんなもの口に入れるな! 『オラッ、俺たちのシマで納められたモンだよ。』 『美味いか~~~??? よく噛んで食べるんだぞ?』 こんなもの食わせるな!気色の悪い!(吐き出す)

220315 飛行機

飛行機は僕にとって文化的な時間だ。 強制的にインターネットから隔離され、体は固定され、 できることは本を読むことか、映画をみることくらい。 こういうデトックスタイムを定期的に作りたい。 この文章も、帰省の飛行機の中で書いているのだが、誘惑がない分、スラスラと文章がかけている。 飛行機に乗らずとも、このような時間を過ごしたい。 何があるだろうか... 山奥か、離島か、刑務所か...

220314 末森

僕は半袖を着ない。 どれだけ暑い夏場でも、ワイシャツを着ている。 これは僕が中学生の頃からの習慣だ。 僕は当時からマイルールに縛られる人間だった。 誰に言われたわけでもないのだが、勝手に思い込んで勝手に苦しむ節がある。 当時の僕のマイルールは、『末森にバカにされるまでは、長袖を着る』というものだった。 ここで突然出てきた末森とは、僕の帰国子女の同級生である。 ええとこの子で、私服は全身をラルフローレンでコーデするようなやつなのだが、 こいつがちょっと嫌なやつなのだ。

220313 ふか河

大学の近くにふか河という食堂がある。 北大通りの一本外れたところにある、こじんまりとした店だ。 20種類ほどの定食が常時提供され、日替わりメニューも豊富だ。 僕は足繁く通い、さまざまな定食を食べたが、全てのメニューが旨かった。 僕がこの店を見つけたのは、昨年のこと。 ふらっと歩いていたときに、ふか河のオレンジの奇抜な店構えが印象的だった。 その時は入らなかったのだが、僕はふか河の評判をネットで調べていた。 すると、なぜかふか河のメニューのpdfファイルを見つけた。 意図し

220312 他人の気持ち・考えへの理解

他人の気持ちへの理解について僕は他人の気持ちがわからない。 というか、わかるわけがないと思っている。 他人の気持ちがわかるとは、自身が相手の立場であったらどの様な感情を持つかを予測し、それを相手に投影することに尽きるからだ。 なので、『以心伝心』的な友人関係は成立しうるのか?と疑問は持っていた。 なので、他人の気持ちとは、あくまでも自身の感情の派生でしかない。 ただこれを実現するにも、ハードルはある。 自身の感情のレパートリーが必要となる。 より厳密に言えば、感情に対する言

220311 エチゼンクラゲとあたし

ある瀬戸内海の小さな島の漁港。 島一番の美人の舞は漁師の祖父と2人で暮らしていた。 ちょうどその夏は、エチゼンクラゲが大量発生していた。 漁に出ても、網にかかるのは大量のエチゼンクラゲ。 島の漁師たちは困窮していた。 舞たちも例外ではない。 収入を絶たれた舞と祖父は、細々と内職を続けて生活をしていた。 『すまんなぁ...島一番の美人の舞に、団扇の和紙張りの内職なんかさせて...』 『良いのよおじいちゃん、島一番の美人のあたしでもそれくらいするわよ』 『でものぉ...も

220310 些細なきっかけ

僕は地元でナンシーと呼ばれている。 全く本名と関連性がないのだが、中学高校の同級生にはほとんどそれで通っている。 それは中学1年の春、英語の授業の後だった。 初めての英語を学んだ僕らは、異常にテンションが上がっていた。 休み時間は習いたての英語の挨拶をし、覚えたての単語で、つぎはぎだらけの英会話をしていた。 そんなある日、友人の1人がこんなことを言い出した。 『みんなに英語のあだ名つけようぜ。』 『〇〇はボブ。』 『▲▲はグリーンっぽい顔よな~』 『××はキャシーかな』

220309 溺れた経験

うどんが好きだ。 特に柔らかいうどんが好きだ。 昔からデストラーデ家では関西風の柔らかいうどんが食卓に上がっていた。 確か小学校低学年の頃、僕は母方の祖母に連れられ、つるとんたんへ行った。 つるとんたんとは、大阪と東京を中心に展開する、ちょっと"良い"うどんのチェーン店だ。 僕はきつねうどんを頼んだ。 大きな椀に盛られたきつねうどんは、すごく美味しそうだった。 ズルズルズル 腰の強いうどんで口の中がいっぱいになった。 当時の僕はかなり驚いたのを覚えている。 堅

220308 十勝無敗

札幌のある居酒屋で、十勝無敗という焼酎を飲んだことがある。 北海道の十勝地方で作られた麦焼酎らしい。 『この焼酎、"ジュッショウ"ムハイですかね?』 先輩『??"トカチ"ムハイじゃない?十勝のお酒やろ?』 『でも無敗ってついてるし、勝ち星と十勝地方をかけてるんちゃいます?』 先輩『確かに...?』 僕は気になったので、別に焼酎を飲みたいわけでなかったが、注文してみた。 『"ジュッショウ"ムハイを冷やで』 店員『"トカチ"ムハイですね?』 『あっ、はい…。』

220307 だらしない

僕はだらしない。 外面は一時的に良く振る舞えるのだが、深く付き合うと皆、僕のだらしなさに辟易しだす。 しかもタチの悪いのが、外面の外側に隠れ蓑的なだらしなさをまとっていることだ。 『一見だらしないけど、ちゃんとしている人』に見える本当にだらしない人なんだ。 これは非常に勝手が悪い。 周囲を見ていると本当にみんな尊敬できる。 僕は大学のラボに所属しているのだが、ランダムに名前をあげても尊敬できる。 試しに名簿を見ながら、尊敬してみようと思う。 ①B4のO 普段から自分

220306 うるせぇ口だな、塞いでやるよ

口テープを買った。 口テープとは、鼻呼吸を促すために入眠時に唇に貼るテープのことだ。 最近、部屋の乾燥もあってか、朝起きた時に喉がカラカラになっている。 若干鼻が詰まり気味なのもあり、無意識に口呼吸をしてしまっているのだろう。 多分いびきも書いていると思うので、買ってみることにした。 中身はこんな感じ。 見辛いがこれは3枚のテープがシートに連なっている。 ここから一枚とって、口に貼って眠るらしい。 さてさて、眠りますかな。 思ったよりも粘着力が強い。 (あっ、お茶

220305 ○○ポリス

関西弁ポリスという言葉をご存知だろうか? おそらく知らないだろう。僕の造語だから。 関西弁ポリスとは、関西出身者で構成される有志の集まりで、 非関西出身者による『エセ関西弁』を摘発する組織である。 ドラマを見ていると、 『この女優、関西弁下手やな〜〜。聞いてられへんわ!』 『この役、尾野真千子がやれば良いのに...』 この界隈の人間は、尾野真千子に絶大な信頼を持っている。 僕はこの組織を毛嫌いしている。 言葉なんてもっと自由でいいじゃない。 話したいように話そ〜ぜ、と

220304 大学生活で最も無駄な時間

僕の通っている大学は、自然豊かなキャンパスが有名だ。 毎年秋には、キャンパス中の木々が紅葉に染まり、 イチョウ並木やポプラ並木には観光客が押し寄せている。 大学4回生の初冬、登校中の僕はイチョウ並木を歩いていた。 ガサガサと鳴る落ち葉を踏み締めながら、砕けて粉になる様子を見ていた。 (こんだけ乾燥して居たら、"あれ"できるな。) 僕は友人に"あれ"の誘いの連絡をした。 彼は二つ返事で快諾し、その日の夜23時ごろ大学に集合することになった。 まず、道具を調達することにし

220303 2丁目のオモロ

『オセロで言ったら〇〇やで~~』 『(救急車が来て、)お前、迎えに来たで~~』 『▲▲が約1名いますが...』 これらのオモロ(ユーモア)を耳にしたことはあるだろうか? 僕はこれらのフレーズを、1丁目のオモロと呼んでいる。 もはや、あるあると言えるほど使い古された言い回しだが、 案外、使っている場面をよくみる。 彼らは1丁目の古参住民である。 かなり早い段階から、この地区に住み始めた。 僕は、全てのオモロの道は1丁目に通ずる、と考えている。 結局どれだけキテレツな