ゲストハウスを開業するまで vol.16
前回は2階のペンキ塗りについて書きました。
今回は2階の壁塗りについて書きます。
最終的には漆喰で仕上げる予定なのですが、下準備が必要ですので、今回は下準備編になります。
壁のタイプ綿壁・繊維壁がメインです。下の写真の白い壁が綿壁・繊維壁になります。
床の間は黒色ですが、同じく綿壁・繊維壁でした。
それで、漆喰を塗るためには下地をちゃんと作らないといけないのですが、今回は壁の状態に合わせて2つの方法で行いました。
・白い綿壁
傷んでいない場合:シーラーを塗って固めて、その上から漆喰を塗る。
傷んでいる場合:綿壁をはがす→土壁にシーラーを塗る→下地材を塗る→漆喰を塗る
・床の間の黒い壁
白い綿壁の傷んでいる場合と同じように行いました。
綿壁をはがす→土壁にシーラーを塗る→下地材を塗る→漆喰を塗る
黒い壁は上から漆喰を塗ると黒色が浮かんできてしまうとのことだったので、状態に関わらずこの方法で行いました。
まず、養生をします。汚れてもいいように下にシートを敷きました。
柱が汚れないようにマスキングテープや養生シートを使いました。
地味にこれが大変です。
まずは一番簡単な「白い綿壁、傷んでいない場合」です。
シーラーをひたすら塗っていきます。大きい面はローラーで、隅は刷毛で行いました。
使ったシーラーはこちら。ストロングEってことはDとかもあるのかしら。
夜遅くまでやりました。ワークショップの予定があったので、それに間に合わせるために必死です。
塗り終わったらこんな感じです。ちなみに今回は2回塗りました。
1回目はたっぷり目に塗ったので、時間もかかりましたが2回目は割とスムーズにいきました。
これで下地は完成です。
次に「白い綿壁傷んでいる場合と黒い壁」です。
作業行程は一緒なので、合わせて行いました。
すでに一部落としてありますが、黒い壁や傷んでいる白い壁をジェルみたいなものを塗り込んでから落としていきます。
リフレP。優しそうな名前。
水と混ぜたらこんな感じになるので、これを壁に塗って少ししたら、コテで削っていきます。ずおーって取れるので、気持ちいいです。
落とすとこんな感じになります。
白い綿壁は落とすとこんな感じの壁が出てきます。
そこにシーラーを塗っていきます。塗ったシーラーはこれです。
そしたら下地を塗っていきます。職人さんにお手本を見せてもらいました。
当然ですが、スピードも早いですし、見ていて美しいです。
下地完成。
写真だとわかりませんが、下地だと若干元の壁が透けてみえます。
こんな感じで全ての部屋の下準備を行いました。
途中乾かしたりする日もあったので、合計で1週間ちょっとかかりました。
左官屋さんが、下地作りでほぼ出来が決まると言っていました。
実際、下準備にとても時間がかかり、大変でした。
でも、ワークショップでみんなに楽しく漆喰塗りをしてもらいたかったので、急ピッチで行いました。
ということで今日はここまで。
明日は漆喰塗りについて書きます。
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