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お店づくりのアイディア 「本棚の前に、席を置かない」

この間、ひととまるのリニューアルの勉強のため、気になっていたブックカフェに行ってきました。


正直言うと、入ってすぐに、本を殺しちゃってるなぁと感じました。

導線がとても悪くて、本を見にいけるレイアウトになっていませんでした。手書きの図で申し訳ありませんが、こんな感じのレイアウトです。

カフェスペースは二階にあります。
階段上がって、パッと目につくのは本棚なのですが、同時に他のお客さんの視線も気になりました。

私が行った時はほぼ満席でして、たまたま空いていた席に座ったのですが、本を見にいくのに度胸が入りました。
というか、ほぼ見れずに引き返してきました。

他のお客さんの様子を見てみると、本を読んでいる人は一人しかいませんでした。ましてや本棚を見ている人は一人もいませんでした。
カフェだったらおしゃれだし、立地もいいし、メニューも凝っていてよかったのですが、ブックカフェとしては失敗です。

「本棚の前に、席は置かない」

置くとしても、ちょっと休めるようなベンチなどの簡易的なものに限ります。やっぱり本棚を見る時は集中して見たいですし、席についている方は周りをうろちょろされるのは嫌ですよね。少なくとも私は嫌です。

収益を考えると座席を増やしたい気持ちもわかりますが、来てくださった方が快適に過ごせるようにするためにも、座席と本棚はきっちりと分けた方がいいことを確信しました。

もちろん、何を優先するかによってレイアウトは変わってきます。
本はあくまでもサブで、インテリアの一部であれば分けなくてもいいと思います。でも、本をメインにするのであれば、収益が減らしてでも分離する方がいいです。

ひととまるの改装はデザイナーさんにも入ってもらっていて、導線の大切さを再三話していたのですが、これは思っている以上に気を付けないといけないなと感じました。

人の振り見て我が振り直せの精神で、よりよい空間を作れるように頭を動かしていきます!

それではまた明日!

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