季節波動は大変だ!

閑散期と繁忙期。
観光業をされている方なら、誰もが抱えている問題。
季節や月によって、お客さんやの数や商品の需要が変動することを「季節波動」と言います。

私たちの住んでいるところは海沿いですので、季節波動直撃です。
(どんなところでやっているかはこちらをご覧ください)

つまり、閑散期と繁忙期の落差がすごいです。

①波動感
・夏:海水浴(夏休み期間ほぼ毎日満室)
・春:閑散期(週末はほぼ満室だけど、平日はぽちぽち)
・秋:閑散期(週末はほぼ満室だけど、平日はぽちぽち)
・冬:カニすき(民宿や旅館は忙しいですが、うちは素泊まりなので暇です)

順位をつけると、
夏>>>>春=秋>>>冬って感じです。

②収益
・夏:大黒字(ボーナスも余裕でいけちゃいます)
→アルバイトを入れないと回せません。ありがとうございます。

・春:黒字(中収入、低支出の低空飛行です)
過ごしやすい時期なので、ぼちぼちと来ます。支払いもそこまでないです。
まあ、落ち着いた時期です。

・秋:赤字(中収入、高支出の墜落飛行です)
売り上げ的には春と変わりませんが、夏の支払いがここでくるので、結果的に赤くなってます。月末まで目が離せない落ち着かない時期です。

・冬:赤字(低収入、中支出)
いっそのことしめちゃおうかなと思うくらいです。
雪がひどいと来れないし、暖房費はかかるし。日本海側特有の暗い天気が続きます。どこか南国に逃げたい気分になります。

※年間通すともちろん黒字です。そこはちゃんと成立しているので安心です。

③客層
弊ゲストハウスの場合は客層がガラリと変わります。
例外はもちろんありますが、おおよそこんな感じです。

夏:ファミリー層
春:ひとり旅と海外の方
秋:学生と海外の方
冬:よくわかりません。

日本人のカップルや夫婦は春、夏、秋ともにまんべんなく(だいたいどの時期も2割いかないくらい)来ます。

季節波動の問題は個人ではたちうちできないので、地域としてどうやって解決していくかがこれからの課題です。
それもすぐに解決できることではありません。
もしかしたら十年以上かかるかもしれません。

そして田舎であればあるほど、この問題は根強いと思います。

絶対的な自然を前に、無力です。

それでも無力だよねと言って、何もしないのはダメなので、いろいろと試行錯誤しています。

①閑散期ならではの過ごし方を提案
→意外と春秋は海がキレイなので、のんびりと過ごすには最適。海水浴以外のアクティビティがありますよなど。

②近くの観光地とセットで来てもらうように宣伝
→城崎温泉、鳥取(砂丘)、天橋立など
閑散期を互いに補完し合う。

③季節に関係なく楽しめるものを作る。
なにがあるかなと現在思案中です。

という感じで、閑散期の穴を埋めるべき日々試行錯誤しています。
とりあえず、ゲストハウス自体のハード面の整備をし直そうと思っていて、ゆっくりと過ごせるように地域の方一人一人のおすすめ本を集めた本棚を設置しようと思っています。(これに関してはまた書きます)

繁忙期に予約を増やすのではなく、閑散期にどうやって増やすか。
それが田舎のゲストハウスの課題の一つです。

幸いにもインバウンドの影響で閑散期にも海外の方の泊まりがあり、経営的には大丈夫なのですが、それも小さい宿だからなんとかって感じです。
今後も引き続き海外の方が来てくれるのかわかりませんし、もっといろいろな人が商売していけるような場所になると、地域として可能性が広がっていいと思います。

ちなみに地域の人向けに商売をするのはわりといい策ですが、
人口減少、高齢化しているのでやれることに限りが出ます。
商売と割り切ってやればいくらでも可能性はあります。

なんかいいアイデアあったら教えてください。

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