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ゼロから始めるエアブラシ塗装 (HGUC MSZ-006 制作記 vol.11 本体のスジボリ編④)

こんばんは。
ゼロからオヤジです。

今回もHGUC MSZ-006 Zガンダム(リヴァイブ版)の制作を進めてまいります。

引き続き脚部のスジボリを進めた前回。

※前回記事はこちら※

まだもう少し残っていますので、引き続きディテールアップの意味でスジボリを入れていきたいと思います。

それではスタートします!

レッグアーマー(内側)のスジボリ

前回の最後はこの状態でした。

ケガキ針であたりをつけたところまで。

こちらの目印を直線で結びます。
手順はいつも通りで、ガイドテープを貼ってケガキ針、キサゲカッター、マイクロチゼル(1mm)の順にスジボリを彫り進めていきます。

はい。彫りました。

パーツ下部の四角いディテールを囲うように彫ったところなかなか良い感じに。
モールドの頂点もそこそこパキッとしました。

もう少しモールドを追加したいのでデザインを考えます。

こんな感じでどうでしょうか。

レッグアーマー(外側)に入れたスジボリと似たような形でデザインしました。
位置決めはプラ板よりもマスキングテープの方が良さそうなので、マスキングテープを用意、、、しようと思いましたが、それなら左右同時にやったほうが効率が良さそう。

こちらは逆側の脚と一緒に進める事にして、太もものパーツに進みます。

太もも部分の合わせ目処理

太ももと膝のパーツはこちら。

太もも、膝、膝裏です。

この太もも部分にこのキットの本体で唯一の合わせ目が露出する部分があります。

この部分。

当初は合わせ目ズラしで処理しようと考えていましたが、そう簡単に行かなそう。

裏側にパーツの結合部があります。

合わせ目をズラすとなるとこの裏側のパーツごと切り取る必要があるのですが、そもそも切るのが大変そうだし、綺麗に切れたとしても保持力が落ちてしまいそう。

少し悩んで、この合わせ目は段落ちモールド化することにしました。

かなり細かい部分なので少し苦労しそうですがやってみます。

プラ板をあてて段を彫ります。

パーツ側面にプラ板をあて、際の部分を彫り込んでいきます。

彫ってみました。

うーん。まだいまいち段落ちモールド感が弱い。
これだとただ
合わせ目を強調してしまっているだけに見えます。

もう少しディテールっぽくするため、モールドを太くしてみます。

幅を広げて0.3mmで。
彫ってみました。

幅を広げたら少しはディテール感が出ました。
こちらでもう少し彫り込みつつ、周囲もスジボリを入れて馴染ませます。

できました。

だいぶモールドが強調されつつ、周りを彫ったことで立体感も出たのでディテールっぽさが増しました。

これなら段落ちモールドに見えますね。

合わせ目が処理できたのでもう少しスジボリを追加すべくデザインを考えます。

こんな感じも良いかも。

敢えて左右で非対称なスジボリを入れてみるのも良さそう。
ただ、こちらも左右同時にやった方が上手くいきそうです。

という事で、このタイミングで逆側の脚をバラす事にします。

左脚パーツの分解

まだ形を保ったままの左脚。

スジボリデザインを考える際の参考に組み上げた状態で置いてあった左脚。

こちらをバラしていきます。

はい、バラしました。

この作業、実は結構大変でした。

本キットは変形機構を持ったキットであるためパーツの保持力は大事です。
なので後からパーツを外しやすくする為のダボ穴に切れ込みを入れる処理等を全くしておらず、組み上がった脚をバラバラにするのに苦労しました。

保持力が高い事は良いことで、言い換えればキットの出来が良いという事なのかと思いますが、これはつまり、塗装工程で厚塗りをしてパーツが太ってしまったりするとハマらなくなったり擦れたりする可能性があると言う事な気がします。

割と厚塗りになりがちなので、塗装工程では注意したいと思います。

そんなこんなでいつになるか分からない塗装工程の心配をしつつ、周回遅れになっているパーツたちのスジボリをしていきます。

左脚パーツのスジボリ

まずはこちらから。

右側のパーツを左側と同じ状態にします。

足の甲にあたる部分。
比較的シンプルな直線を組み合わせたモールド。
位置決めさえ決まってしまえば簡単です。

塗装ブースの壁に貼っておいたガイドを使います。

どのガイドがどこのパーツのものなのか分からなくなりつつ、自分の記事を読み返して思い出しました。
記録は大事ですね。

ガイドをあてて位置決め。
ガイドテープを貼りました。

順調順調。
15分かからずモールドが彫れました。

ガイドテープを剥がします。

あれ?

。。。
あれ?

幅が違う。。。
明らかに新しく彫った方の幅が狭いです。

よく見るとガイドを使って位置決めしたポイントより内側にガイドテープを貼ってしまっていた様子。

何が順調なんだと。。。

どうリカバリーしようか迷いつつ、とりあえず当初彫りたかった位置にモールドを彫ってみました。

この位置が最初に狙っていた場所。
彫りました。

間違えて彫ったラインがなんとか垂直を守れていたため、見た目はそんなにおかしくありません。

災い転じて、という事で2重線のデザインに転換しつつ、もう一手間加えました。

2重線の間に段差を作るように彫り込みます。

こんな感じで。

これがなんなのかと言われると答えに困りますが、スイッチ的な何かかメンテナンスハッチの開閉部のようなイメージでしょうか。

悪くなさそうなので右脚側にも彫りました。

完成。

若干底面が荒れていますがまあ良しとします。
後で気付きましたがこの部分、他の外装パーツで隠れるのでほとんど見えないんですよね。。。無念。

最初のパーツから思いの外時間がかかってしまいました。
ガイドを使った位置決め作業の難しさを痛感しましたので、次からはシャーペンで下書きして確認する工程を挟みたいと思います。

続いてこちら。

足首全部の外装。

これが先程苦労して彫ったディテールを隠す張本人。
とりあえず同じ失敗だけはしないよう、シャーペンで下書きをしながら作業していきます。

下書きした上でテープを貼りました。
はい。彫れました。

はい。きちんと下書きも確認したので位置的にも問題ありません。

続いて先端部分。

またミスりました。。。
上の写真、左側が元々彫ってあった方ですが、大して測りもせず、なんとなく目測で彫ったものでした。

逆側もそれで行けるかな、と軽い気持ちで彫ってみたところ、幅が全くあっていませんでした。。。

後に彫った方が仕上がりは綺麗なのですが、なんとか合わせたい。

こちらも2重線のデザインに変更します。

まずは最初の方から。

どうしても汚くなりますが仕方ない!

はい。なんとか合わせました。

元々細かい追加ディテールだったので、さらに加工するのは難しいですね。。。

これも経験と割り切って先に進みます。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました。
今回はここまでとなります。

とりあえず片脚は大体完了しつつも、逆側にこんなに手間取るとは。。。

まだまだ大物が残っているので、ここから先は慎重に進めたいと思います。

完成時期についてはもはや言及を避けつつ、引き続き制作を続きます!

気長にお付き合いいただけますと幸いです。

まだこれしかできてない。。。

また会いましょう!
ゼロから!

※後日編集※
続きはこちら

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