絶妙な空気の会議
先日、幹部数人による定例会議がありました。
その中の一人が、配られた会議資料を見て
言い始めました。
その会議資料は、会社の方向性を決める最重要資料です。その
も、聞く耳を立てると``もっともらしい"ことをいっているように聞こえます。しかし、私以外の幹部は
という結論に落ち着きました。
それでも、その言い出しっぺの幹部が
と反論してきました。
と私に振ってきたので
っと私はそのときフニャフニャしました。
そのうち、他の幹部たちは絶妙な空気感を醸し出し始めました。
要は、その言い出しっぺさんを絶妙な距離感で無視し始めたのです。
さすがの言い出しっぺさんもその空気感に気付き、
みたいな状態になり、最終的には
と収束しました。
実はこれには背景があって、
その社運を賭けた会議資料は、定例会議のときに「あーだこーだ」とヒートアップする議論を経てようやく到達する資料だったのですが、
その肝心の定例会議に、その言い出しっぺさんは欠席しがちでした。
要は、
という他の幹部の無言の圧だったということです。後だしじゃんけんって、ちょっとズルいですし、一番精神に応えますしね~。
そして根深いところで
信用
も関わっていると思います。
きちんと出席する(欠席する場合は欠席する相応の理由をきちんと伝える)という極めて基本的なことで人って信用を得ていくものだと改めて感じました。なお、ここで言う信用とは具体的には
聞き耳を立てる度合い
といったニュアンスです。
マキャベリの君主論にそういったことが書いてあったような、なかったような?どうでしたっけ?