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面百科学(おもももかがく)

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科学の話はしているけれども、これは面白いのだろうか。そんな内容の文章が集まっています。
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#エッセイ

統計学で世界はひとつ

 人はミスをするものです。もちろん、ミスが許されない場面はあると思うんです。うっかりみん…

言葉の壁があろうがなかろうがうひょー

 いくつもの言語があると生じてくるのが、変な風に聞こえる外国語でございます。それは人の名…

擬態だらけの世の中で擬態に戸惑う

 「嘘をついたり騙したりするのは良くない」とよく言いますけれども、嘘をついたり騙したりし…

あまりにも桁違いな死後再評価

 どういうわけか多くの人に備わっているのが名誉欲なんです。名誉欲なんてオーバーな表現にし…

たまに地球周期と一致する体内時計

 こんな話を聞いたことありませんか。人には体内時計というものがあって、それが日々の睡眠に…

もちろん素人は専門家に遠く及ばないとは思っていたんです

 専門家は何しろ専門家と呼ばれるくらいですから、一般の人々には想像できないような知識がた…

人類と一緒にスズメを滅ぼしてしまう可能性について

 地元は田んぼが多い土地柄のため、お陰様で一年を通じて稲がどのように育っていくのか何となくは分かります。例えば、大体春から初夏にかけて、田んぼは代掻きということをするわけです。秋から春にかけて、乾いた田んぼに水を入れまして、土を混ぜて泥状にし、田植えができる状態に持って行く作業ですね。  昔は全て手作業だったり、または牛を使ったりしていたようですが、今は専ら機械でございます。地元にいた頃は、4~5月頃になると毎年のように田んぼが代搔きされ、たまに油断しまくった男子中学生が自

花粉症を興奮で撃退する治療法

 実際、病気にならないと分からないことがあります。例えば、花粉症が思ったよりも寒い時期か…

ムツゴロウさんと迷える「生物好き少年」たち

 私が物心ついた時には、ムツゴロウさんこと畑正憲さんは既に書籍やら動物王国やらで全国的な…

宇宙人の素人

 諸事情で細かな経緯を略しているので奇妙に思われるかもしれませんが、宇宙人の絵を描くイベ…

ワールドカップと研究者たち

 ワールドカップという大会があることは知っていました。開催期間はニュースでバンバン報じて…

サイの綺麗な八つ当たり

 生き物が好きで、年に数回は必ず動物園や水族館に行っています。普段見ない生き物を見られる…

「まるだしくん」に見るネーミングのギリギリ

 過去には「でか美ちゃん」を取り上げたこともありますけれども、とにかくネーミングのギリギ…

防災工学怪談

 大学や研究所はその性質上、閉ざされたイメージをお持ちな方もいらっしゃるかもしれませんが、意外と年に1回から数回のペースで誰でも見学できるイベントを開いていたりします。まだみんながマスク生活をする前の頃に、私もいろんなところにちょこちょこ参加して楽しんでいました。  そんな感じで東京大学の柏キャンパスも見学したことがあります。予定通り柏の葉キャンパス駅で降りたのはよかったんですが、ちょうど台風がそばを通過中でございました。もちろん、見学する場所は大体室内ばかりですから、そこ